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TOEFLを受験する多くの方々は海外へ留学したいという目標があると思います。
留学のカタチも大学院、学部、コミュニティカレッジ、語学学校(ESL)など様々だと思いますがTOEFLをしっかり勉強してという方の多くはおそらく語学留学ではない正規留学を目指している人が多いと思います。
一生懸命勉強して必要なTOEFLスコアを獲得できた時はうれしさと共に安堵されること間違いなしだと思います。
目的の大学へ願書を送り基準を満たしていれば合格の通知が届くことになります。
実際に留学する際の準備等に関してはまた別の機会に触れたいと思いますが晴れて海外の大学へ留学することとなりいよいよネイティブの学生たちと一緒に勉強するキャンパスライフが始まると心踊ることでしょう。
しかし実際に留学すると思い描いている留学生活がなかなか始まらないことに気づくことになります。
そうなんです、思い描く留学生活を送るにはもう1つも2つもステップを踏まないといけません。
今回はそのステップの1つであるPlacement Testに関して触れてみます。
留学生が苦労するであろうことを自身の体験も交えながらいろいろ書いてみたいと思います。
TOEFL iBTの各セクションについての記事
過去のTOEFLテスト形式についての記事
過去のPBT、CBTと現行TOEFL iBTとのスコア換算に関する記事
TOEFL iBT対策の教材に関する記事
TOEICの概要、出願、テスト形式などの記事
入学後まずはオリエンテーション
現地に到着後、多くの大学は留学生を対象にオリエンテーションを開きます。参加者はもうすぐ始まるセメスター(クオーター)に入学予定の海外からの留学生にります。
オリエンテーションでは広大な大学のキャンパスツアーなどいろいろな企画があり楽しく参加することになります。
そして数日以内にあるテストを受けるように言われます。
Placement Testを受ける
オリエンテーションでテストを受けるように告げられます。Placement Testというものです。
このPlacement Testは非常に重要な試験です。
このテストのスコアいかんでは最悪の場合、半年、1年先まで語学関連の授業を取り続けることになるかもしれないからです。
英語のレベルで振り分けられる
大学では留学生向けに語学関連の授業を用意しています。
ほとんどの留学生はTOEFLの求めるスコアを満たしているとはいえ、実際の授業ですぐに付いていくことができる英語力のある人は少ないからです。
Placement TestはTOEFLのような試験です。各セクションに分かれていてListening、Reading、Writing、Speakingごとにスコアが出るようになっています。
学校は留学生に対して各セクションの一番上のクラスの修了を必須にしていることが多いです。大体3つくらいのレベルに分けられていると思います。
例えばListening関連の語学クラスが3レベルに分かれていたとします。Placement Testの結果、もしその真ん中のクラスレベルと設定されるとListening関連の語学クラスを今後2つ取らないといけなくなります。
最悪の場合は全てのセクションで一番下レベルに設定されてしまった場合は4つのセクション×3レベルですので合計12クラスも取らなくてはいけなくなります。
12クラスも取らないといけなくなってはとんでもない話でその履修だけでとても時間が掛かってしまいます。
TOEFLスコアによってはPlacement Test免除も
Placement Testという何とも厄介なテストに触れましたがこの語学クラスを取らなくてよいケースもあります。
例えばその大学の入学許可が出るTOEFLのスコアが61点の学校の場合、「TOEFLのスコアが80点以上の場合はPlacement Testを免除する」という決まりも設けている学校がけっこうあります。
この様なTOEFLスコアによって語学クラスの免除をしてくれたり数を少なく履修すればよいというケースも多々ありますことお伝えいたします。
留学直前まで英語を勉強しTOEFLも受けた方が良い
自身の経験も踏まえまして留学の日を迎えるまでTOEFLは受け続けた方が良いと思います。
英語圏へ留学するわけですので英語は当然勉強し続けるわけですが実際には目標とするTOEFLスコアが出た後は英語の勉強に関して少しテンションが下がると思います。
しかし留学後のPlacement Testという厄介なテストの存在を知っていればギリギリまでもっとTOEFLのスコアを稼いだ方が良いことに気づくはずです。
TOEFLの受験料はアメリカでの1クラスを取る授業料に比べれば安いものです。州立大学であっても授業料が安くなるのはその州の住人であって留学生の授業料は高いものです。
英語クラスを取るだけで半年、1年を費やしてしまうのはたいへんもったいないことです。
ギリギリまでTOEFLを受験してスコアアップを狙ってください。必ず後で良いことがあると私は思います。
まとめ
目標とするTOEFLスコアを獲得して晴れて留学してもまたまたPlacement Testという厄介な試験を受けなくてはなりません。
このテストの結果いかんではその後の留学生活にかかる時間も費用も大きく変わってくることになります。
留学してそのようなテストがあることを承知しておけば準備もできます。一番良いのはPlacement Testを免除できるほど良いTOEFLスコアを大学に送付することです。
留学は時間もお金もかかります。できるだけ短期で終わらせることが望ましいと思います。