< 高校・大学受験、TOEIC、TOEFL、英検などの各種試験対策のために >
< 外資系企業などで仕事をするために総合的な英語力を養うために >
< 「読む」だけでなく「解く力」「書く力」も身につけたい方に >
※英文に接する際に気にかけてほしい重要ポイントを中心に解説しています※
今回の文法
- can + 動詞原形
- be able to + 動詞原形
多くの皆さんが英語は難しいと口を揃えて言います。
「英語は話せますか?読めますか?書けますか?」とたずねる人はいても「英語文法わかりますか?」と聞く人はあまりいないと思います。
話すこと、読むこと、書くこと、それら全ては英文法を理解していないとある程度までは伸びても能力は頭打ちになってしまいます。
私は言語学者ではないので込み入った難しい部分に関しては良くわかりませんが各種英語の能力試験でスコアを取るために理解する必要がある英文法は勉強してきたつもりです。
英語の能力試験でスコアを取得した後は留学してアメリカの大学院を修了いたしました。
日本に帰国した後から現在も外資系金融・証券の世界で英語を使いながら生きています。
言語学者を目指す方は置いておいて各種試験のスコアアップのアドバイスなどできることは多少はあるかと思います。
英文法はある程度理解できるようになると面白いくらいに英文の構造が見えるようになります。
基本的な文法力を身につけることで各種英語の能力試験のスコアが必ず伸びると思います。
とても基本的な部分の理解、捉え方がたいへん重要です。
少しでもお役に立てましたら幸いです。
以前私が受験したスコアも載せおきます。

TOEFL iBTの各セクションについての記事
過去のTOEFLテスト形式についての記事
過去のPBT、CBTと現行TOEFL iBTとのスコア換算に関する記事
TOEFL iBT対策の教材に関する記事
TOEICの概要、出願、テスト形式などの記事
助動詞 ”can / be able to”は理解できるが ”would” ”could” ”might”は良くわからない
英文法の中で出てくるもので助動詞を嫌いな人は数多くいると思います。
入り口の「can / be able to」あたりですと「そんな簡単なの誰でも知ってるわ!」と反応が返ってきそうですが果たしてそんなに簡単なのでしょうか?
「can / be able to」は「~できる」と単純に訳すことができます。
しかし「can」や「will」あたりですとどうにかなっていたものが「would」や「could」、さらにm「ight」あたりが出てくるようになると訳がわからんという状態になる人が多いと思います。
しかし英語の得意な人からすれば全て一緒です。どれが難しくてどれが簡単というものはありません。
助動詞そのももを理解することが大切だと思います。
助動詞そのものを理解する。助動詞が付く文章は「何もしていない」
助動詞の考え方として助動詞が含まれている文章は「何もしていない」ことを頭に入れておくといろいろわかることがあります。
「何もしていない」というのはどういうことか?
以下の2つの分の違いは何でしょうか?
- I play tennis frequently.
- I can play tennis frequently.
上の2つの文章は訳が違うというのはそうですがそれ以上に決定的な違いがあります。
「I play tennis frequently.」の方は「私はしょっちゅうテニスをする」という意味です。
ここでポイントは「私は実際にしょっちゅうテニスをする」ということです。
一方の「I can play tennins frequently.」はいかがでしょうか?
「can」が入った文章では「私はしょっちゅうテニスをすることができる」ということですが「私はテニスをすることができる(能力がある)」と私が言っているだけです。
実際には頻繁にテニスをしていません。その能力があるというだけです。
- She plays golf well. 彼女はゴルフが上手にプレイする ← 彼女は実際に良いプレイをする
- She can play golf well. 彼女はゴルフを上手くプレイする能力がある ← 彼女にそういう能力があると言っているだけで実際にはしていない
「実際に良いプレイをする」のと「良いプレイをする能力がある」というのでは大きく意味合いが変わってきます。
能力があるというだけで実際にできるかはわからないからです。
「何もしていない」は仮定するということ 【英語力を向上させるポイント】
最後に助動詞にはこの感覚を取り入れていただきたいと思います。
「助動詞は結局何もしていない」という事を考えるとこれは別の意味で仮定していることに関して触れていることになります。
- He can communicate with his friends. 彼は彼の友人たちと話すことができる(能力がある) ← 実際には話していないが話すことができる能力があると仮定している
- She can talk with Taro tomorrow. 彼女は明日の朝タロウと話すことができる(可能である) ← 明日でしたら話をできる(可能である)と仮定している
この仮定しているという感覚を持つことで後々出てくる他の助動詞を理解することができます。
単純に”can / be able to”は「~できる」ということで当たり前に理解しているものを「~できる能力があると仮定する、~は可能であると仮定する」という事に切り替えてください。
助動詞を上手く理解できるようになると先々に良いことがあります。
多くの人が嫌いな仮定法を使いこなせるようになるからです。
まとめ
「can / be able to」なんて誰でも知ってるだろ!と言われそうですが助動詞を理解する上で考え方を少し変えることにより他の助動詞を理解できるようになるかもしれません。
「~できる」を「~できる能力があると仮定する、~は可能であると仮定する」と考え方を切り替えてください。
最初はややこしいなと思われるかもしれませんが後々に出てくる助動詞を理解するために徐々に馴染んでいただければと思います。
今回はこのあたりで終わりたいと思います。