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※英文に接する際に気にかけてほしい重要ポイントを中心に解説しています※
今回の文法
- 「義務・当然」の should / ought to
- 「推量・見込み」の should / ought to
- should + 動詞原形
- ought to + 動詞原形
以前私が受験したスコアも載せおきます。

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「義務・当然」の should / ought to 【英語力を向上させるポイント】
前回触れました「must ~」や「have to ~」も義務の意味合いを持ちます。
今回は「義務・当然」の should / ought to についてです。
基本的には「should ~」と「ought to ~」は同じものと考え意味は「~すべきだ」になります。
ここに「義務+行動」「当然+行動」という行動の要素を加えていただくと理解しやすいと思います。
ただし意味合いで考えた場合「must ~」や「have to ~」の方が強い義務になるのでそれよりも少し柔らかな表現である「~するほうが望ましい」が適当だと思います。
- You should take a quiz every Monday morning. あなたは毎週月曜の朝に小テストを受けた方が良い(望ましい)。 ← 「受けた方が良い」は「義務・当然」の行動を表しているが望ましいレベルで考える
- I ought to save money as long as I live in a rented house. 借家に住む限り私はお金を貯めたほうがよい(望ましい)。 ← 「貯めたほうがよい」は貯めるのが「望ましい行動」としている
「義務・当然」の強さが「must ~」や「have to ~」よりは緩いこと覚えておくとよいと思います。
否定形は ”should not ~”、”ought to ~ は ought not to ~”
「should ~」と「ought to ~」の否定形の意味は共に「~すべきではない」となります。
「~してはいけない」の禁止や強制よりも意味合いはすこし柔らかくなります。
否定形では「should ~」に関しては「should not ~」と「not」を入れるだけで良いです。
「ought to ~」の否定形は「ought not to ~」になりますので注意が必要です。
決して「do not ought to ~」にはなりません。
勘違いしている人もけっこういますが「ought」は助動詞ですので直後に「not」を使用する必要があります。
Everyone believes a person ought not to be commit a crime. みんな人は悪事を働くべきではないと信じている。 ← 「働いてはいけない(強制)」よりも少し弱めにした「~すべきでない」となる
You should not stay there until it is solved. 解決するまではあなたはそこに留まるべきではない。
「should not ~」と「ought not to ~」は意味上では同じになりますので覚えやすいかと思います。
「推量・見込み」を意味する should / ought to
「推量・見込み」に関しても先の「義務・当然」と同様に強さの程度は「must ~」や「have to ~」よりは下になります。
意味としては「きっと~のはずである」となります。
「推量・見込み」の度合いは「must ~」や「have to ~」を100%とすると「should / ought to 」は80%くらいでお考え下さい。
「~だ」と「~かもしれない」の間と考えると理解しやすいかもしれません。
- New students should be in class rooms. 新入生は教室にいるはずだ。 ← 100%の「推量・見込み」の確信は無いが「いるはずだ」という確信の度合いは80%くらい。
- Your parents ought to be here within 5 minutes. あなたのご両親は5分以内に来るはずだ。 ← 「来る」と「来るだろう」の間くらいと考える
ここでやはりポイントは「いるはずだ」「来るはずだ」という表現の通り実際には「いる」も「来る」も実現していません。
あくまで「~のはずだ」と「推量・見込み」のレベルですので実際には何も起こっていません。
「何も起こっていない」は仮定していることになりますので後に出てくる仮定法を理解する上で助動詞はとても重要になってきます。
まとめ
今回は「should ~」と「ought to ~」に関して触れてみました。
用法としては「義務・当然」「推量・見込み」になり意味としては「~すべきだ(行動)」や「~のはずだ」となります。
「義務・当然」に関しては「must ~」や「have to ~」に比べると強制などより度合いが弱くなり「~した方が良い、~した方が望ましい」という意味合いの方が合っています。
「推量・見込み」に関しては「~のはずだ」の度合いは「must ~」や「have to ~」を100%の確信とすれば「should / ought to ~」は80%あたりと考えれば理解しやすいかもしれません。
助動詞は義務や推量など実現していないことに対して表現するものが多いので後ほど出てきます仮定法を理解する上でとても重要な品詞になります。
今回はここまでに致します。