助動詞 英文法

英文法 助動詞 will / would 「推測」「意志」【高校大学受験・TOEFL・TOEIC・IELTS・英検】

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英文法 完全理解 初級~中級編

 

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今回の文法

  • 「推測」「意志」の will / would
  • will + 動詞原形
  • would + 動詞原形

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「推測」の will / would 確信の程度は95%から85%【英語力を向上させるポイント】

これまで様々な助動詞に関して触れてきましたがどの助動詞も共通していることは程度の差があるとはいえ仮定の要素が含まれているということです。

例えば「can ~」は単純に「~できる」と考えるだけでなくそれに加えて可能性や推量の程度を考えながら見てみると様々な文章が理解できるようになります。

今回も助動詞という事でまずは「推測」の「will ~」「would ~」に関して話をしてみたいと思います。

「would ~」は「will ~」の過去形なの?違うの?

「will ~」と聞けば反応は「未来形」と返ってくると思います。未来形の時に使用すれば良い助動詞というところは皆さんご承知の通りです。

それでは「would ~」はいかがでしょうか?「would は will の過去形」という表現をする人がいます。

しかし過去は単純に過去であって未来形の過去形というものは存在しません。

他の用法での「would ~」では時制の一致で過去形という形で使うものもありますが「推測」の「would ~」に関しては頭から消してください。

これまで登場してきた助動詞のように程度を考えるようにすると「will ~」と特に「would ~」が理解できるようになります。

推測する上で確信の程度が最も高い「will ~」少し下がって「would ~」

「推測」を意味する「will ~」「would ~」の用法があります。

推測ですので訳すと「~だろう」となりますがまたここで以前と同様に確信の度合いが関係してきます。

「will ~」は確信の度合いが95%あたり、「would ~」は85%あたりと考えるようにしてみてください。

  • You will be very busy today. 今日あなたはとても忙しいのだろう。 ← 「あなたはとても忙しい」ということを95%の度合いで確信している
  • This book would be helpful for your current situation. この本はあなたの現在の置かれた状況に役立つだろう。 ← 断言まではできないが85%の確信の度合いで役立つと推測している

100%の確信に最も近い「will ~」はほぼ断言に近いレベルになります。

「would ~」は「will ~」に比べると少しだけ確信の度合いが下がります。

「確信の度合いが下がる」ということで表現としては少し丁寧な意味合いを持つようになります。

「意志」の「will ~」「would ~」は主語の強い意志を表す【英語力を向上させるポイント】

「will」という単語を調べると助動詞では「未来形を表す」と出てきますが名詞で見てみると「意志」という意味になります。

この名詞では「意志」ということを念頭に置いて助動詞に派生すると「意志」の「will ~」「would ~」は理解しやすくなると思います。

「意志」ですので主語の意志が入っています。しかもかなり強い意志になります。意味合いでは「~しようとする。どうしても~しようとする。」あたりでしょうか。

「意志」の用法では「would ~」は過去形として使用します。意味合いでは「~しようとした。どうしても~しようとした。」となります。

  • I will pass the examination. 私はどうしても試験に合格しようとするつもりである。 ← 強い意志感情が含まれているので「どうしても~するつもりである。」になる
  • You would trust your friends when they had a hard time. 友人たちが困難な状況にある時あなたは彼らを信用しようとした。 ← 過去形で「~しようとした。」と意志を含めて表している

単に未来形を表すだけでなく「強い意志」を含んでいるところが肝になります。

過去形で使用する時も意志を含んだ助動詞として使えます。

否定形は強い否定 → 拒絶を意味する

「will ~」「would ~」は強い意志を持っています。

否定形になっても強い意志と共に否定します。否定の度合いが強いので拒絶のレベルになります。

  • I won't (will not) meet him as long as he lies. 嘘をつく限り私はどうやっても彼には会わないだろう。 ← 「どうやっても~しないだろう」ということで拒絶している
  • My son wouldn't (would not) ride a bike. 息子はどうやっても自転車には乗ろうとしなかった。 ← 過去形で「どうしても~しようとしなかった。」と強い意志を表している

否定形での拒絶する表現はいろいろなところで見たり聞いたりする機会があります。

映画などでも良く出てきたりもしますのでこのあたりの感覚も踏まえながら触れる機会があるとより理解できると思います。

まとめ

今回は「will ~」「would ~」「may ~」「might ~」の用法に関して触れてみました。

「推測」の用法では他の助動詞のように確信の度合いの程度で考えます。

「will ~」は95%、「would ~」は85%の確信の度合いになり、かなり100%の確信に近いところにある推測と見てみると理解しやすいと思います。

「意志」の用法では肯定文では強い意志、否定文では拒絶の意志を表します。

強い意志が含まれているということで文章を見ることにより理解度はさらに深まると思います。

今回はここまでに致します。


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TAKA-KIKOH

ゴールドマン・サックス証券などこれまで長年にわたり外資系金融機関(証券)での業務に従事してまいりました。米国MBA。英語ではTOEFL607点、TOEIC950点など。趣味は筋トレ、釣り、ゴルフ。

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