助動詞 英文法

英文法 助動詞 will / would 「習慣」「依頼」【高校大学受験・TOEFL・TOEIC・IELTS・英検】

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英文法 完全理解 初級~中級編

 

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今回の文法

  • 「習慣」「依頼」の will / would
  • will + 動詞原形
  • would + 動詞原形

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TOEICスコア 900点以上【TOEIC 950点ホルダーが教える効率的な学習法】

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「習慣」の will / would【英語力を向上させるポイント】

前回は「推測」や「意志」の用法で使う「will ~」「would ~」に関して触れました。

「will」は名詞では「意志」という意味になりますので単純に未来を表す助動詞としてだけでなく様々な意味合いを持っていることに気を付けたいと思います。

今回の「will ~」「would ~」は「習慣」を表すものになります。

習慣というのは現在形では「普段は~する」「しばしば~する」という意味になり過去形では「普段は~していた」「しばしば~していた」という表現になります。

ここで現在に触れていますが「「will ~」は未来形だけに使用するのではないのか?」という疑問が出てきます。

助動詞として「習慣」に関しての用法では「will ~」は現在として扱ったほうがわかりやすいと思います。

習慣ですので未来に何かをするわけではなく現在も繰り返し行われているようなイメージを持つと良いかもしれません。

  • My brother will sometimes play a tennis on the weekend. 私の兄は週末には時々テニスをする。 ← 「週末には時々テニスをする」という現在の習慣の「will ~」
  • Taro would often go to a hot-spring resort in winter. タロウは冬場は良く温泉に行ったものだった。 ← 過去の習慣という事で「よく~したものだった」という表現で使う

現在の習慣なのか過去の習慣なのかの違いになるのでここでの「will ~」と「would ~」の違いはわかりやすいと思います。

習性や傾向で使用される「will ~」

基本的には一般常識や習性などは「現在形」を使用することが多いと思います。

  • Water is colorless and transparent liquid. 水は無色透明である。 ← 一般常識のことを表現する時は現在形の動詞を使用する

ここで習性や傾向などを表すときに「will ~」を使用することがあります。意味は「~というものだ」といった感じでしょうか。

  • People will save money under depression. 人々は不況下では貯蓄するものだ。 ← 人々の習性や傾向に関して触れているので「will ~」を使用する

「依頼」の「will ~ ?」「would ~ ?」【頻出するポイント】

「依頼」の「will ~」「would ~」は各種試験などで頻出するものでしかも日常的にも多々使用されます。

「依頼をする」ということは基本的にはお願いをすることになるので疑問形で使用することがほとんどです。

「will ~?」は「~してもらえませんか?」となり、「would ~?」は「~していただけませんでしょうか?」となります。

ここでのポイントは「依頼」の丁寧さを基準して「will ~」と「would ~」を使い分けます。何らかの過去形として「would ~」を使うわけではないので注意です。

「will ~」は少し命令の要素が入るので表現がきつめです。親しい間柄や部下などに使用することはあっても上司や目上の人に対してはあまり使わないと思います。

  • Will you choose the best alternative among them? あれらの中で最善の選択肢を選んでもらえませんか? ← 命令的な要素が含まれ丁寧ではない表現「will ~」を使用している
  • Would you take a break after you finish its hard work? その大変な仕事を終えたら少し休みを取っていただけませんか? ← 「would ~」を使用する時は相手に対して丁寧な表現になる 

丁寧な表現の「would you ~ ?」という表現は「could you ~?」と共に実際に職場でもいつも使用するフレーズです。

英語の世界では上下関係をしっかり表現することも重要で上司や目上の人に対して「Will you ~?」や「Can you ~?」などを使用してしまったら知らなかったでは済まないトラブルも起きますので要注意です。

まとめ

今回は「will ~」「would ~」の用法に関して触れてみました。

「習慣」の用法では現在の習慣を表すときは「will ~」を、過去の習慣に関しては「would ~」を使用してください。

「will ~」は未来形では?と迷いが出ることもあるかもしれませんが「現在の習慣」として扱うことを覚えてください。

「依頼」の用法ではお願いをするということで基本的には疑問形を使用します。

「Will you ~?」は少し命令の要素が入っているので親しい間柄や部下に対して使用します。

「Would you~?」は丁寧な表現になりますので上司など目上に人に対して使用してください。

「Would you ~?」や「Could you ~?」は仕事をする上で頻繁に使いますので役に立つフレーズだと思います。 

今回はここまでに致します。


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TAKA-KIKOH

ゴールドマン・サックス証券などこれまで長年にわたり外資系金融機関(証券)での業務に従事してまいりました。米国MBA。英語ではTOEFL607点、TOEIC950点など。趣味は筋トレ、釣り、ゴルフ。

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