不定詞 英文法

英文法 不定詞の形容詞的用法 目標達成へ【高校大学受験・TOEFL・TOEIC・IELTS・英検】

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英文法 完全理解 初級~中級編

 

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今回の文法

  • 不定詞の形容詞的用法 名詞を修飾する
  • 形容詞とは?
  • 意味上の「主語」「目的語」「前置詞の目的語」

今回は不定詞の形容詞的用法に関して触れてみたいと思います。

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不定詞の形容詞的用法 名詞を修飾する【英語力を向上させるポイント】

前回まで不定詞の名詞的用法に関して触れました。名詞的用法というのは不定詞句が名詞と同じ役割をはたすというもので主語、補語、目的語になれるというものでした。

今回の不定詞の形容詞的用法とは不定詞句が形容詞と同じ役割を果たすという意味になります。

形容詞とは?

「形容詞と同じ役割??」「何かの状態を表すのか?」等々あまり馴染みのない人にとっては形容詞と同じ役割と言ってもどうもピンとこない人もいるかと思います。

形容詞は人や物事などの性質や状態、さらに数量などを表すことができます。そして形容詞の役割というのは名詞を修飾したり補語になったりするという事です。

特に名詞を修飾するという点に注目してください。名詞を修飾するというのは「その名詞にかかる」という意味です。

「かかる名詞」を状態などより詳しく説明したりする役割を担っています。

  • Beautiful pictures(美しい写真) ← 「名詞:Pictures」をの状態などを説明する「形容詞:beautiful」
  • brave people(勇敢な人々) ← 人々はどんな人?と性質などを加えてより詳しく説明する

基本的には名詞にかかる時は名詞の直前に来ることが多いのが形容詞です。

不定詞の形容詞的用法とは?意味上の主語、目的語、前置詞の目的語

不定詞の形容詞的用法では名詞を修飾する不定詞はまずほとんどが修飾する名詞の後に続きます。

【名詞 + to 不定詞句】 

  • to 不定詞句にとって名詞が意味上の主語なのか?目的語なのか?他には前置詞の目的語になるのか?によって役割がわかる

修飾される名詞が不定詞の意味上の主語になるケース

修飾される名詞が不定詞の意味上の主語になるケースを見てみます。

「意味上の主語」とはその文の主語ではなく理解しやすくするために不定詞にとっての主語という意味になります。

  • I am waiting for someone to pick me up. わたしは迎えに来てくれる人を待っています。 ← この場合、不定詞句の意味上の主語は「someone」になる。

この意味上の主語を判別するには一つ方法があります。

後ほど別に触れていきますが関係代名詞を使ってみると不定詞句にとって意味上の主語がどうかわかります。

  • I am waiting for someone who (will) pick me up. ← 意味は同じになり関係代名詞を入れると主格の関係代名詞により意味上の主語と判断できる

関係代名詞を入れることでそれが主格であれば「someone」は「to pick me up」の意味上の主語になります。

なお、不定詞句は今後に行われるなどの表現をする句になりますの(will)を付ける方がより良い方法かもしれません。

修飾される名詞が不定詞の意味上の目的語になるケース

今度は修飾される名詞が不定詞の意味上の目的語になるケースを見てみます。

  • The lawyer has many cases to bring. その弁護士は訴訟を起こさなくてはいけない事案を多く抱えている。 ← 「bring」の意味上の目的語が「many cases」になります

「bring many cases」が「多くの事案の訴訟を起こす」となり、別の言い方では「訴訟を起こす >何を >多くの事案」となり「bring」の目的語の役割を果たしています。

これも関係代名詞で見てみます。

  • The lawyer has many cases which he (should) bring(s). ← 意味は上の例文と同じで目的格の「which」を入れれば文が出来上がります

目的格の関係代名詞「which」を入れることで文章がうまくまとまりました。

目的格の関係代名詞を使用できるということで「many cases」は「bring」の目的語になっていることが確認できました。

「The lawyer has」の文章に「He (should) brings many cases」という文章が入っているのと同じことになります。

修飾される名詞が前置詞の意味上の目的語になるケース

今度は修飾される名詞が前置詞の意味上の目的語になるケースです。

  • Do you know anybody to play golf with? あなたは誰か一緒にゴルフをする人がいますか? ← 「play golf with anybody:一緒にゴルフをする人」ということで「anybody」は「with」の目的語の働きをしている

「with」の目的語の働きをしているかは先と同様に関係代名詞の文に変えてみて考えてみます。

  • Do you know anybody who(m) I (you) play gold with.
  • Do you know anybody that I (you) play golf with. ← 前置詞が関係詞節に残る場合は「that」を使用することができる
  • Do you know anybody with whom I (you) play golf. ← 前置詞を関係詞節に残すのではなく関係代名詞の前に置くことも可能

少しややこしく感じるかもしれません上の3つの文は形は違いますが同じ意味のものになります。

いずれも「with」の目的格が「anybody」になっていますので「修飾される名詞が前置詞の目的語」になっているということが確認できます。

関係代名詞は条件によって「that」や「前置詞 + 目的格」などを使用することも可能ですのでこれはまた別の機会にでも触れたいと思います。

まとめ

今回は不定詞の「形容詞的用法」に関して触れてみました。

形容詞の役割に名詞を修飾するというものがあります。

不定詞の形容詞的用法は不定詞句を名詞に修飾する形容詞と同じ役割をはたすことになります。

用法としては修飾される名詞が不定詞にとって意味上の主語になるのか?目的語になるのか?前置詞の目的語になるのか?など3種の役割について触れてみました。

理解しくにい部分もあるかもしれませんが後に触れます関係代名詞を理解することでこの不定詞の形容詞的用法をさらなる深い理解へと導いてくれると思います。

今回はここまでに致します。


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TAKA-KIKOH

ゴールドマン・サックス証券などこれまで長年にわたり外資系金融機関(証券)での業務に従事してまいりました。米国MBA。英語ではTOEFL607点、TOEIC950点など。趣味は筋トレ、釣り、ゴルフ。

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