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今回の文法
- 不定詞の副詞的用法
- 「目的」
- 「感情」
今回は不定詞の副詞的用法(目的・感情)に関して触れてみたいと思います。
以前私が受験したスコアも載せおきます。

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不定詞の副詞的用法 副詞は動詞、形容詞を修飾する【英語力を向上させるポイント】
前回までは不定詞の名詞的用法、形容詞的用法に触れてきました。名詞的用法では不定詞句が名詞のような役割を担うという事で「主語」「補語」「目的語」になれるということでした。
形容詞的用法では「形容詞は名詞を修飾する」ということで修飾される名詞が不定詞句にとって「意味上の主語」「目的語」「前置詞の目的語」になるのかを判別するために関係代名詞を使ってみました。
今回の不定詞は副詞的用法になります。まずは副詞が果たす役割とは何なのかを確認しておきます。
副詞とは?
副詞とはどのような働きをするのでしょうか?
副詞は「動詞」「形容詞」を修飾します。場所や時、頻度など様々な場面で登場し「動詞」や「形容詞」の意味をより具体的に説明することができます。
- I have to run fast.(わたしは早く走らなければならない) ← 「副詞:fast」は「動詞:run」にかかる 「早く > 走る」
- really beautiful places(本当にきれいな場所) ← 「形容詞:beautiful」にかかる「副詞: really」により「本当に > きれい」となる
副詞は動詞を修飾する際には文の中でいろいろな場所に出現することができます。しかし形容詞を修飾する時は形容詞の直前に入る事が主になりますので覚えておくとよいと思います。
不定詞の副詞的用法 「目的」
不定詞が名詞以外を修飾する時があります。その一つが副詞的用法になります。
副詞と同じような役割を果たすのでかかるのは「動詞」「形容詞」になります。
まずはその中で「目的」を表す不定詞の副詞的用法に関して見てみましょう。
目的ということで副詞句を訳す際の表現は「~するために」といったものが多くなります。
- My brother is studying hard to pass the exam. わたしの兄は試験に合格するために懸命に勉強している。 ← 「試験に合格するために」という目的のために「studying hard」をしている。
動詞の「study」に対して「to pass the exam」がかかっているので副詞的用法と言えます。
不定詞の副詞的用法 「感情」
不定詞の副詞的用法の1つに「感情」を表すものがあります。
基本的には「to 不定詞」の直前にある感情を表す形容詞の理由を説明することが多いです。
- I was very surprised to meet you in Canada. 私はカナダであなたに会ったことをとても驚いた。 ← 「感情を表す形容詞:surprised」の原因を「to 不定詞」以下で説明している
感情を表す形容詞は「angry, sad, pleased, disappointed, happy」 等々たくさんありますのでその形容詞の原因を説明する時などに不定詞の副詞的用法が使われます。
「何に驚いたのか? > あなたにカナダで合った事」になりますので形容詞の「surprised」を修飾している形になります。
まとめ
今回は不定詞の「副詞的用法(目的、感情」に関して触れてみました。
副詞は動詞か形容詞を修飾します。修飾される動詞や形容詞の目的や理由などを不定詞句が説明します。
「感情を表す形容詞」の直後に続く「to 不定詞」はその感情になった理由を説明します。
今後も出てきますがこの「形容詞 + 不定詞句」という組み合わせは本当に良く出てくるものになりますので用法を是非とも覚えておいていただければと思います。
今回はここまでに致します。