動名詞 英文法

英文法 動名詞 名詞的用法「主語・補語」 目標達成へ【高校大学受験・TOEFL・TOEIC・IELTS・英検】

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英文法 完全理解 初級~中級編

 

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今回の文法

  • 動名詞の概念
  • 名詞的用法・主語
  • 名詞的用法・補語

今回から動名詞の様々な用法に関して触れていきたいと思います。

まずは「動名詞の概念」「名詞的用法・主語」「名詞的用法・補語」に関して触れてみたいと思います。

前回までは不定詞の様々な用法に関してお話をさせていただきました。前回の「疑問詞 + to 不定詞」の用法では「why」を除く「5W1H」を使用して不定詞句を形成することに関して見てみました。

基本的には「疑問詞 + to 不定詞」の不定詞句は主文の動詞(V)の目的語(O)になることがほとんどでした。直接的に動詞に掛かりますので感覚的にも理解しやすかったことと思います。

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動名詞の概念【英語力を向上させるポイント】

動名詞とはこの漢字の意味の通りで「動詞」と「名詞」が混在していて、動詞の形を変えることで名詞のように使うことができるとても便利なものになります。

基本的には「動詞 + ing」という形になり、動詞の進行形との違いは進行形の場合は「be 動詞 + ~ing 」というセットになりますが動名詞は「~ing」のみになります。

動名詞は「~すること」と訳すことが多いので不定詞と同じような意味合いで使われることが多々あります。

不定詞との決定的な差は不定詞は基本的には「これから行われること」などがメインの内容になりますが動名詞の場合は「普段の行動である習慣的な事柄」や「繰り返し行われること」について使用されることが多いという事です。

また、不定詞は前置詞を前に置いて使用することはできませんが動名詞は前置詞を前だけでなく後ろにも置くことができるので名詞と同じような働きをすることができます。

動名詞 名詞的用法 「主語」

動名詞は「~すること」という意味合いから名詞と同じ役割で使用することができます。

名詞と同じように使えるという事で動名詞は「主語」「補語」「目的語」「前置詞の目的語」になることができます。

ここでは名詞のような使い方の中の「主語」に関して触れてみたいと思います。

例文を見てみます。

  • Creating new products is very difficult. 新しい商品を創造する事はとても難しい。 ← 「~すること」という意味合いなので主語になれる
  • Preparing dinner every day was fun. 毎日夕食の準備をすることは楽しかった。 ← 主語として使用する場合は動詞は単数形になる

「~すること」が主語になっているので動名詞句の名詞が複数であっても動詞は単数形になります。ここは是非覚えておいていただければと思います。

形式主語の「It」を使うこともできる

動名詞が主語になっている場合は形式主語の「It」を使った文章に書き換えることができます。

形式主語を使っただけで本主語は動名詞句になり意味合いも変わりません。

先の例文を書き換えてみます。

  • It is very difficult creating new products. ← 本主語は「creating new products」であり「It」は形式主語
  • It was fun preparing dinner every day. ← 本主語は「preparing dinner」で変わらず

書き換えてみるのとより理解が深まりますので動名詞が主語になっている文があったらいろいろ試してみてください。

動名詞 名詞的用法 「補語」

次は動名詞が名詞のような役割をするということで「補語」になるケースを見てみます。

第二文型では「主語(S) = 補語(C)」が成り立ちますので補語は主語と入れ替えても文章が成り立ちます。

例文を見てみます。

  • My favorite thing in my life is diving in the beautiful ocean. 人生の中で私の好きなことは美しい海に潜ることだ。 ← 「主語 = 補語」の関係が成り立っている

動名詞が補語になる文で注目したいところは一見すると「is diving」となっているのでこれは「現在進行形」だとしてしまうことです。

現在進行形ですと「人生の中で私の好きな事が美しい海に潜っている」というどうにも意味が通らない文になってしまいます。

第2文型の形であれば「主語:my favorite thing」=「補語:diving in the beautiful ocean」となることができますのでこの「diving」は動名詞であると確認することができます。

「現在進行形」か「動名詞」なのかは文を注意してみることで判別していただければと思います。

まとめ

今回より動名詞に突入し「動名詞の概念」「名詞的用法(主語・補語)」に関して触れてみました。

「~すること」という意味で不定詞と同じような使い方をしますが動名詞は「普段からの習慣」や「繰り返し行われていること」を表す時に適当なものになります。

名詞と同じような役割ができるということで「主語」にも「補語」にもなることができます。

特に「補語」で使用される場合は「現在進行形」なのか「動名詞」なのかを文面からみて判断していただければと思います。紛らわしくても補語であれば「主語(S)=補語(C)」の関係が成り立ちますので判別できると思います。

今回はここまでに致します。


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TAKA-KIKOH

ゴールドマン・サックス証券などこれまで長年にわたり外資系金融機関(証券)での業務に従事してまいりました。米国MBA。英語ではTOEFL607点、TOEIC950点など。趣味は筋トレ、釣り、ゴルフ。

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