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今回の文法
- 動名詞を目的語とする他動詞
今回は動名詞の「動名詞を目的語とする他動詞」に関して触れてみたいと思います。
前回は動名詞の「受動態」「動名詞の完了形」に関してお話をさせていただきました。
「受動態」では動名詞句の内容が受け身になる場合「being 過去分詞(PP)」の形にすることで「~されること」の意味になりました。
「動名詞の完了形」では主文の動詞(V)の時制より動名詞句の内容の方が以前の事の場合では「having 過去分詞(PP)」の形にすることで完了形にすることができました。
以上が前回お伝えした内容になります。
以前私が受験したスコアも載せおきます。

TOEFL iBTの各セクションについての記事
過去のTOEFLテスト形式についての記事
過去のPBT、CBTと現行TOEFL iBTとのスコア換算に関する記事
TOEFL iBT対策の教材に関する記事
TOEICの概要、出願、テスト形式などの記事
動名詞を目的語とする他動詞【英語力を向上させるポイント】
動名詞に関して用法などいろいろお伝えしてきましたが今回は同じような用法で使用する不定詞と区別することに関して話をできればと思います。
基本的に動名詞と不定詞では他動詞(V)が目的語として取る場合以下の4つのパターンに分けることができます。
- 動名詞を目的語とする他動詞
- 不定詞を目的語とする他動詞
- 動名詞でも不定詞でも意味が変わらない他動詞
- 動名詞と不定詞では意味が異なる他動詞
今回は1の「動名詞を目的語とする他動詞」に関して触れたいと思います。
「動名詞を目的語とする」ということは「動名詞しか取らない他動詞」という意味になります。
不定詞が不可な他動詞群
これから紹介する他動詞では不定詞は不可になり動名詞のみを目的語に取ることができますので覚えておいていただければと思います。
- admit (認める)
- avoid (避ける)
- consider (熟考する)
- deny (否定する)
- enjoy (楽しむ)
- escape (免れる)
- finish (終える)
- imagine (想像する)
- mind (嫌がる)
- miss (逃す、し損なう)
- practice (練習する)
- quit (やめる)
- suggest (提案する)
- give up (あきらめる)
- put off (延期する)
それではいくつかの例文を見てみます。
- He avoided playing gold under this serious condition. 彼はこの深刻な状況下でゴルフをすることを避けた。 ← 「avoid」が動詞なので目的語は動名詞を取る
- I consider applying the application to ABC university. 私は願書をABC大学に出願することを熟考する。
- You denied receiving this offer from ABC team. あなたはABCチームからの誘いを受け取ることを断った。
- She finished cleaning his house by 4:00 pm. 彼女は午後4時までに彼の家の掃除を終えた
- Do you mind entering this room now? 今この部屋に入ってもよろしいでしょうか? ← 「Do you mind ~?」で「~してもよろしいでしょうか?」の意味になる
- I gave up going to the dancing hall. わたしはダンスホールに行くことを諦めた。
- The committee put off holding the meeting indefinitely. 委員会は無期限にその会議の開催することを延期した。
まとめ
今回は動名詞の「動名詞を目的語とする他動詞」に関して触れてみました。
似たような用法をする動名詞と不定詞ですが「動名詞を目的語とする他動詞」は繰り返しますが「他動詞(V) + ~ ing」の形しか取れないものになります。
その様な他動詞を列挙いたしましたので少しずつでも覚えていただければと思います。
今回はここまでに致します。