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今回の文法
- 不定詞を目的語とする他動詞
今回は不定詞の「不定詞を目的語とする他動詞」に関して触れてみたいと思います。
前回は「動名詞を目的語とする他動詞」に関してお話をさせて頂きました。
動名詞と似たような用法の不定詞と区別する上で「動名詞しか取ることのできない他動詞」というのは数もそんなに多くあるわけではないのでしっかりと覚えていただければと思います。
以前私が受験したスコアも載せおきます。

TOEFL iBTの各セクションについての記事
過去のTOEFLテスト形式についての記事
過去のPBT、CBTと現行TOEFL iBTとのスコア換算に関する記事
TOEFL iBT対策の教材に関する記事
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不定詞を目的語とする他動詞【英語力を向上させるポイント】
動名詞と不定詞は同じような使い方をするので頭の中で「どちらを使えばよいのか?」と困惑される方も多くいるかと思います。
実際にネイティブスピーカーでも本来は動名詞を使う必要があるとことに不定詞を使用してしまうことも多々ある事です。
前回は「動名詞を目的語とする他動詞」ということでお伝えいたしましたが今回はその流れで不定詞を目的語とする他動詞」に関して触れてみたいと思います。
下の表では②に相当するところになります。
- 動名詞を目的語とする他動詞
- 不定詞を目的語とする他動詞
- 動名詞でも不定詞でも意味が変わらない他動詞
- 動名詞と不定詞では意味が異なる他動詞
不定詞のみを目的語とする他動詞は動名詞のそれと比べると少ないです。
覚え方は人それぞれではあるかと思いますが先に不定詞のみを目的語とする他動詞を覚えてしまう人も結構いるいるかと思います(実際に私がそうでした)。
「不定詞を目的語とする」ということは「不定詞しか取らない他動詞」という意味になります。形としては「他動詞(V) + to 不定詞」となります。
動名詞が不可な他動詞群
これから紹介する他動詞では動名詞は不可になり不定詞のみを目的語に取ることができますので覚えておいていただければと思います。
- care (気にかける、したいと思う)
- decide (決心する)
- desire (欲する)
- expect (期待する)
- hope (望む、したいと思う)
- manage (どうにか~する)
- mean (意味する、するつもりで言う)
- offer (申し出る、提供する)
- pretend (ふりをする)
- promise (約束する)
- refuse (拒む)
- want (したい、欲する)
- wish (したいと思う)
それではいくつかの例文を見てみます。
- She finally decided to receive the job offer from ABC trading company. 彼女はついにABCトレーディング社からの内定を受けることに決めた。 ← 「decide to 不定詞」の形を取る
- She hopes to work at an investment bank as a professional. 彼女は投資銀行でプロとして働くことを望む。
- I mean to accept her suggestion. わたしは彼女の提案を受けるつもりである。
- His friends pretended to be be good people. 彼の友人たちは良い人たちであるふりをしている。
- The doctor never promised to recover immediately. 医師は早急の回復を決して約束しなかった。
- I refused to take the chance in this time. わたしは今回この機会を得ること拒んだ。
- You want to play tennis as soon as possible. あなたはできるだけ早くにテニスをプレイしたい。
- I wish to see him. わたしは彼に会うことを望んでいる。
基本的には「to 不定詞」の不定詞句は「~すること」と訳して意味が通じると思います。
相当する他動詞の数は動名詞のそれよりも少ないので覚えておいていただければと思います。
まとめ
今回は動名詞の「不定詞を目的語とする他動詞」に関して触れてみました。
不定詞と動名詞は用法が似ているので最初のうちは「この他動詞はどっちだ??」となってしまうかもしれませんが繰り返し触れていくことで自然と身に付いてきますので気軽に何度も触れていただければと思います。
そうしておけば忘れても一瞬見ればすぐに思い出すことができるようになります。
今回はここまでに致します。