不定詞 動名詞 英文法

英文法 「動名詞と不定詞で意味の異なる他動詞」 目標達成へ【高校大学受験・TOEFL・TOEIC・IELTS・英検】

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英文法 完全理解 初級~中級編

 

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今回の文法

  • 動名詞と不定詞で意味が異なる他動詞
  • forget
  • remember
  • regret
  • try
  • stop

今回は不定詞の「動名詞と不定詞で意味の異なる他動詞」に関して触れてみたいと思います。

前回は「不定詞を目的語とする他動詞」に関してお話をさせて頂きました。

不定詞と動名詞は似たような使い方をするのでどの他動詞が不定詞を目的語として取るのか?動名詞を目的語として取るのか?など頭の中がごっちゃになることはあるかと思います。

不定詞を目的語とする他動詞は動名詞に比べると少ないのでまずは不定詞の方から他動詞を覚えていった方が良いかもしれません。

前回はそんな話をさせて頂きました。

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動名詞と不定詞で意味が異なる他動詞【英語力を向上させるポイント】

動名詞と不定詞は同じような使い方をするので頭の中で「どちらを使えばよいのか?」と困惑される方も多くいるかと思います。

実際にネイティブスピーカーでも本来は動名詞を使う必要があるとことに不定詞を使用してしまうことも多々ある事です。

前回は「動名詞を目的語とする他動詞」ということでお伝えいたしましたが今回はその流れで「動名詞と不定詞では意味が異なる他動詞」に関して触れてみたいと思います。

下の表では④に相当するところになります。

  1. 動名詞を目的語とする他動詞
  2. 不定詞を目的語とする他動詞
  3. 動名詞でも不定詞でも意味が変わらない他動詞
  4. 動名詞と不定詞では意味が異なる他動詞

ある他動詞は目的語で動名詞を取る場合、不定詞を取る場合で文の意味が変わってしまうものが何個かあります。

そのいくつかを今回紹介できればと思います。

「forget」のケース

「forget ~ ing」のケースと「forget to 不定詞」のケースを見てみます。

動名詞の「forget ~ ing」の場合は「~したことを忘れる」という意味になります。

一方で不定詞の「forget to 不定詞」の場合は「~することを忘れる」という意味になります。

例文を見てみます。

  • She forgot meeting the person in the city. 彼女はあの街でその人に会ったことを忘れた。 ← 「~したことを忘れる」となり「したこと自体」を忘れている
  • He has forgotten to turn in the final paper to the professor. 彼は最終論文を教授に提出することを忘れていた。 ← 「~することを忘れている」となり「すること自体」を忘れている

この2つの違いは「したこと自体」を忘れているのか「すること自体」を忘れているのかで区別することができます。

「remember」のケース

次は「remember」のケースになります。

動名詞の「remember ~ ing」では意味は「~したことを覚えている」になります。

不定詞の「remember to 不定詞」では意味は「忘れずに~する」というものになります。

それでは例文を見てみます。

  • He remembers play soccer with Jiro. 彼はジローとサッカーをしたことを覚えている。 ← 「~したことを覚えている」の意味合いになる
  • She remembered to wake up her father yesterday. 彼女は昨日忘れずに父親を起こした。 ← 「忘れずに~する」の意味合いになる

動名詞の「~したことを覚えている」はそのままなので覚えやすいのですが不定詞の方の「忘れずに~する」に関しては意識して覚えていただければと思います。

「regret」のケース

「regret」の場合を見てみます。

動名詞の「regret ~ ing」の場合は意味は「~したことを後悔する」の意味になります。

不定詞の「regret to 不定詞」の場合の意味は「残念ながら~しなくてはならない」となります。

これも全く意味が違うのでそれぞれ覚える必要があります。

それでは例文を見てみます。

  • I still regret missing the TV program on Sunday. わたしは日曜のテレビ番組を見逃したことをまだ後悔している。 ← 「~したことを後悔している」
  • I regret to say "Good-bye" to my classmates. わたしは残念ながらクラスのみんなにサヨナラを言わなくてはならない。 ← 「残念ながら~しなくてはならない」

こちらも動名詞の「~したことを後悔する」は覚えやすいのですが不定詞の「残念ながら=しなくてはならない」は意識して覚える必要があると思います。

「try」のケース

次は「try」です。

動名詞の「try ~ ing」では意味は「試しに~してみる」となります。

一方、不定詞の「try to 不定詞」では意味は「~しようと努力する」という感じになります。

それでは例文を見てみます。

  • He tried taking the exam. 彼は試しにその試験を受けてみた。 ← 「試しに~してみる」
  • She tried to take the exam. 彼女はその試験を受けようと努力した。 ← 「~しようと努力した」となる

これはどちらも違いを意識しながら覚える必要があるものになるかと思いますが不定詞の「~しようと努力する」の方が覚えにくいかもしれません。

「stop」のケース

動名詞の「stop ~ ing」の場合では「~するのをやめる」という意味になります。

不定詞の「stop to 不定詞」のケースでは「立ち止まって~する。」「~するために立ち止まる」という意味合いになります。

それでは例文を見てみます。

  • She stopped smoking. 彼女は煙草を吸うことをやめた。 ← 「~することをやめる」の意味合い
  • He stopped to talk to her. 彼は彼女と話すために立ち止まった。 ← 「~するために立ち止まった」

「~することを忘れる」と「立ち止まって~する」とでは意味合いがかなり違うのでこれも違いを意識しながら覚えていく必要があると思います。

まとめ

今回「動名詞と不定詞で意味が異なる他動詞」に関して触れてみました。

基本的には動名詞の意味合いの方が覚えやすいものが多いかと思います。

不定詞の意味が動名詞をまるで違うものもありますのでこれは違いを意識しながら覚えていただければと思います。

今回はここまでに致します。


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TAKA-KIKOH

ゴールドマン・サックス証券などこれまで長年にわたり外資系金融機関(証券)での業務に従事してまいりました。米国MBA。英語ではTOEFL607点、TOEIC950点など。趣味は筋トレ、釣り、ゴルフ。

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