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今回の文法
- 時制:現在
- 時制:現在進行形
今回は不定詞の時制の「現在形」「現在進行形」に関して触れてみたいと思います。
前回は「動名詞と不定詞で意味の異なる他動詞」に関してお話をさせて頂きました
(記事はこちら)
取り上げた他動詞は「forget」「remember」「regret」「try」「stop」の5つになりますが基本的には動名詞を取る場合の方がイメージしやすいものになり、不定詞の方がややトリッキーなものがあるかと思います。
違いを意識しながら頭にイメージを思い浮かべて覚えるのも一つの手だと思います。
前回はそんな話をさせて頂きました。
以前私が受験したスコアも載せおきます。

TOEFL iBTの各セクションについての記事
過去のTOEFLテスト形式についての記事
過去のPBT、CBTと現行TOEFL iBTとのスコア換算に関する記事
TOEFL iBT対策の教材に関する記事
TOEICの概要、出願、テスト形式などの記事
時制 「現在形」【英語力を向上させるポイント】
これまで様々な文法に関して触れてきました。
その上で「今さら時制の現在形??」という声も聞こえてきそうですがこの時制をしっかりとやっておくことで後の完了形などの理解度がグッと上がることは間違いありません。
改めまして軽い気持ちで復習してみてください。
状態を表す現在形
「現在形」に関してまず用法の一つ目は「現在の状態を表す」に関して触れてみます。
この現在の状態を表しているものの特徴は「状態を表す動詞は基本的には進行名を取ることができない」ことになります。
現在の状態を表す動詞は例えば「like」「hope」「want」「think」「know」「understand」「remember」「forget」など様々なものがあります。
皆さんよくご存じの動詞が並んでいますがこちらの動詞を基本的には進行形で使うことは無いかと思います。
例えば「I know ~」という文はいくらでもあると思いますが「I am knowing ~」という文は見たことが無いかと思います。
この「現在の状態を表す動詞」は現在も当然含めてその先もその状態が続くということが前提になっている動詞になります。
例文を見てみます。
- My sister hopes permanent peace of the world. わたしの妹は世界の恒久平和を望んでいる。 ← 現在の状態を表しているので「My sister hoping ~」とはならない
- I know everything about my hobby. わたしは趣味のことに関しては何でも知っている。 ← 「現在の状態」はその後も続くという前提にある
「現在の状態」を表す動詞に関しては注意して見て、気にかけていただければと思います。
一般的な常識(事実)を表す現在形
一般的な常識や事実など不変のものに関してが現在形を使用します。
「不変」という通り後にも先にも変わることが無いものですので動詞は現在形を取ることになります。
ただし例えばある地域ではそれが常識であり不変のものとして捉えられている場合なども現在形を取ることができます。世界で統一されているという括り(くくり)ではないことも頭の片隅に置いていただければと思います。
それでは例文を見てみます。
- The sun rises from the east. 太陽は東から昇る。 ← 「不変」のことなので動詞は常に現在形を取ることになる
- Water seeks its own level. 水は低きに流る。 ← 一般常識はことわざなども現在形を取る
「不変のものは現在形」と覚えていただければと思います。
時制 「現在進行形」
次は「現在進行形」に進んでいきます。
現在進行形は「今まさにしていること」に関して使われることになります。
反復や慣例になっていることに関しては「現在形」を使用することになりますので「とにかく今この時にしている」場合に現在進行形を使用します。
現在進行形では「be 動詞 + ~ ing」の形を取ることになります。
それでは例文を見てみます。
- She is talking with her friends on the park. 彼女は公園で友達たちと話し込んでいる。 ← 「今まさにしている」ということで現在進行形が使われている
- He is driving a car very slowly. 彼はとてもゆっくり車を運転している。 ← 「今まさに運転している」
「今まさにしていること」は現在進行形と覚えていただければと思います。
まとめ
今回は時制の「現在形」「現在進行形」に関して触れてみました。
「現在形」で普段繰り返しているような事や、変わることにない不変のものに対して使うことができます。
中でも状態を表す動詞に関してはその状態が続いている上であっても現在進行を使うことはありません。
「現在進行形」は「今まさにしていること」というある時点に関して文を作る時にしようします。
「状態・不変」は現在形、「今まさにしていること」は現在進行形と覚えていただければと思います。
今回はここまでに致します。