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今回の文法
- 時制:過去
- 時制:過去進行形
今回は不定詞の時制の「過去形」「過去進行形」に関して触れてみたいと思います。
前回は時制の「現在形」「現在進行形」に関してお話をさせて頂きました
(記事はこちら)
「現在形」は日々繰り返し行われていることや一般常識や不変のものを表すときに使用されます。ポイントは状態を表す動詞に関しては進行形のかたちを取ることができないことでした。
「現在進行形」では「今まさにしていること」を表すときに使用します。現在も続いている状態を表すときは進行形ではなく「現在形」を使用することになること覚えておいていただければと思います。
前回はそんな話をさせて頂きました。
以前私が受験したスコアも載せおきます。

TOEFL iBTの各セクションについての記事
過去のTOEFLテスト形式についての記事
過去のPBT、CBTと現行TOEFL iBTとのスコア換算に関する記事
TOEFL iBT対策の教材に関する記事
TOEICの概要、出願、テスト形式などの記事
時制 「過去形」【英語力を向上させるポイント】
今回は「過去形」のお話をさせて頂きます。
過去形を考えるうえで大切なことは「現在から見て過去に発生したことで現在まで続いていないもの」というところになるかと思います。
「現在形」「過去形」「現在完了」「過去完了」など時制では用法がありますがここをある程度明確に区別していく上でそれぞれの用法の定義を理解することはとても大切なことになります。
「過去に発生して現在には関係のないもの」という表現もあるかと思います。
過去に反復されていたのですが現在はもうしていないもの、過去に1度だけ行われたことも「過去形」に当てはまります。
まずは線引きとして「現在には関係のないもの」ということで考えると「現在形」や「現在完了」と明確に区別できるかと思います。
それでは例文を見てみます。
- My father loved playing tennis. わたしの父はテニスをプレイすることが好きだった。← 過去には好きであったが現在はその状態にない
- I was not an excellent student. わたしは優秀な生徒ではなかった。 ← 現在は優秀なのかどうかはわからない
- Mary accidentally met a celebrity in Hollywood. メアリーは偶然ハリウッドで有名人に会った。 ← 過去に1度起こったことを表す
大事なポイントはやはり「現在には関係のないこと」になります
時制 「過去進行形」
次に「過去進行形」になります。
基本的には過去のある時点で何かをしている最中だった場合この「過去進行形」を使用することができます。
ここでのポイントはある時点の段階で「何かをしている最中」であったことを明確にするために過去に関連した語句を置いた方が良いと思います。
それでは例文を見てみます。
- She was teaching the English class around 3:00 pm. 彼女は午後3時ごろは英語の授業をしていたところだ。 ← 「何かをしている最中」を明確にするために「around 3:00 pm」を置いている
- You were taking a note during the class yesterday. あなたは昨日の授業でノートを取り続けていましたね。 ← 明確にするために「during the class yesterday」が置いてある
「過去完了形」を使用する時にはそれがいつだったのか?時間などを明確にできる語句を置くことでより明確に「その最中はいつだったのか?」を示すことができます。
また過去のある期間中にその作業(状態)が続いていた場合も過去進行形を使用することができます。
- I was drawing the picture all through the night. わたしは一晩中その絵を描き続けた。 ← 「all through the night」を入れることで「一晩中」という期間が明確になる
期間が限られていれば「過去進行形」を使用することができます。
まとめ
今回は時制の「過去形」「過去進行形」に関して触れてみました。
基本的には「過去形」は過去のある時点に発生したもので現在は関係のないものの際に使用することができます。
明確な線引きをするのはなかなかに難しいことではありますが「現在は行われていない(発生していない)」ものということで区切っていただければと思います。
「過去進行形」に関しては過去のある時点で「何かをしている最中」であったことを明確にするために時間や限られた期間などを明確にする語句を置くことが大切になります。
今回はここまでに致します。