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今回の文法
- 時制:未来
- be going to ~
- will ~
- 時制:未来進行形
今回は不定詞の時制の「未来形」「未来進行形」に関して触れてみたいと思います。
前回は時制の「過去形」「過去進行形」に関してお話をさせて頂きました
(記事はこちら)
「過去形」でのポイントは過去の「ある時点で起こったこと」や「ある状態にあったこと」で現在とは関係のないこと(とっくに終わっていること)を表現する時に使用します。
「過去進行形」は過去のある時点で「ちょうど何かをしている最中」の動作を表すときに使用します。その何かをしている最中を明確にするために時間や期間などを表す語句を使用することが望ましいです。
前回はそんな話をさせて頂きました。
以前私が受験したスコアも載せおきます。

TOEFL iBTの各セクションについての記事
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時制 「未来形」【英語力を向上させるポイント】
今回は「未来形」のお話をさせて頂きます。
「未来形」と聞かれれば未来のことに関して表現する事、「will ~」か「be going to ~」を使用する事とほとんどの人がすぐに思い浮かべることができると思います。
「現在形」のようにその状態にあったり、不変のものであったり、また「過去形」のようにすでに発生しているものに関して話をするよりも未来のことに関しての話ですのでもっとぼやけたものになります。
ハッキリとしないものなので人々の意志や推測の要素がどうしても入ってしまいますので基本的には助動詞(be going to ~も含め)を使うことになります。
「現在形」や「過去形」のように直に動詞を置くわけにはいかないのですね。
「未来形」には「will ~」と「be going to ~」を使用することになりますが厳密には微妙に意味合いが違ってきます。
これらに関して触れてみたいと思います。
「be going to ~」の用法
まずは「be going to ~」に関して話を進めてみたいと思います。
用法としては「be going to 原形動詞」を使いますがこの「be going to ~」の特徴が2つあります。
一つ目は「すでにこうすると決めている」という未来の内容の意味合いを含んでいることです。
例文を見てみます。
- I am going to study abroad. 私は留学するつもりです。 ← 「すでに留学すると決めている」という意思が含まれている
- Are you going to be an actor in Tokyo? あなたは東京で俳優になるおつもりですか? ← このケースでは「俳優になるつもりなのか」と意志を確認している
「~することをすでに決めている」という要素が入っている点を覚えておいていただければと思います。
もう一方で「be going to ~」は「推測」の要素も入っています。
「推測」は助動詞などでも何回も出てきましたが意味合いとしては「~だろう」となります。
例文を見てみます。
- She is going to refuse his suggestion. 彼女は彼の提案を拒むでしょう。 ← 「こばむことが予測される ← 推測」の状態にある
- It is going to be rainy. 雨模様になるだろう。 ← 「雨が降るだろう」と推測している
「be going to ~」に関しては「すでに決めている意志」や「推測」の要素が入っていることを念頭に使用して見ていただけたらと思います。
「will ~」の用法
次はもう一方の「will ~」になります。
「will」は「will 原形動詞」とすることで未来のことを表すことができます。
「be going to ~」との違いは「will ~」では人の意志や推測などをあまり意識することがない単純未来の表現になります。
基本的には未来に関することに関してはどのようなものでも使用することが可能です。
例文を見てみます。
- I will think about that problem. わたしはあの問題に関して考えます。 ← 「単純未来」の形になっている
- The product will be manufactured by the end of this year. その商品は今年の年末までには製造されます。 ← 同様に「単純未来」
基本的には何にでも使えますので「will ~」で統一してしまうのも一つの手となります。
時制「未来進行形」
「未来進行形」に関しては未来のある時点で何かが行われている(発生している)最中である場合にに使用されるものになります。
形は「will be ~ ing」となります。意味は「(未来のある時点で)~しているだろう」というものがほとんどになりますが予定として決まっている様に「~することになっている」というものにも当てはまります。
ただし未来のある時点が明確でないと「未来形」を使用することになりますので未来のある時点を明確にする語句が必要となってきます。
それでは例文を見てみます。
- I will be taking the exam at 11:00 am tomorrow. わたしは明日の午前11時には試験を受けているだろう。 ← 「at 11:00 am tomorrow」と未来のある時点を明確にしている
- I will be receiving the medical treatment for reliving left leg's pain around noon day after tomorrow. わたしは明後日は左足の痛みを和らげるため治療を受けることになっている。 ← 「~すること9になっている」と予定が決まっている
未来のどの時点で何かをしている(発生している)最中になるのか明確にする語句を置くと良いと思います。
まとめ
今回は時制の「未来形」「未来進行形」に関して触れてみました。
「未来形」の「be going to ~」は「~するつもりである」といった意志が決まっていることや推測などの要素が入る時に使用することができます。一方で「will ~」は単純未来になるのでどのような形でも未来形には使用することができます。
「未来進行形」では未来のある時点で何かしている(発生している)最中であることを明確にするために未来の時間や期間などを指定することで使用することができます。
今回はここまでに致します。