< 高校・大学受験、TOEIC、TOEFL、英検などの各種試験対策のために >
< 外資系企業などで仕事をするために総合的な英語力を養うために >
< 「読む」だけでなく「解く力」「書く力」も身につけたい方に >
※英文に接する際に気にかけてほしい重要ポイントを中心に解説しています※
今回の文法
- 時制:過去完了進行形
- 「had been ~ ing」
今回は時制の過去完了進行形に関して触れてみたいと思います。
前回は時制の過去完了の「経験」「継続」に関してお話をさせて頂きました
(記事はこちら)
「経験」「継続」共に大切なことは「現在から見た時に過去のある時点からスタートしたものが現在にたどり着くまでで途切れていること」になります。
「経験」では「過去のある時点までに経験したかどうか?」という点がポイントになります。
「継続」では「過去のある時点まで継続して~の状態であった」というようなことを表現する時に使用されます。
どちらも「ある時点」を明確にすることが大切になります。
前回はそんな話をさせて頂きました。
以前私が受験したスコアも載せおきます。

TOEFL iBTの各セクションについての記事
過去のTOEFLテスト形式についての記事
過去のPBT、CBTと現行TOEFL iBTとのスコア換算に関する記事
TOEFL iBT対策の教材に関する記事
TOEICの概要、出願、テスト形式などの記事
時制 過去完了進行形【英語力を向上させるポイント】
今回は「過去完了進行形」に関して話を進めていきたいと思います。
「過去完了の進行形?」と考えるだけでもややこしい雰囲気を漂わせていますがポイントをおさえておけばそんなに難しいことではありません。
ここでも同様に大切なことは「ある明確な時点」を設定することです。
例文を見てみます。
- I had been walking for three hours when I met him. わたしが彼に会った時、私は3時間もの間歩いていた。 ← 「過去のある時点」を明確にしていてそこの時点まで「~していた」ということで進行形を使う
- You had been playing the game for one hour when your mother was back home. お母さんが家に戻った時、あなたは1時間ゲームをしていた。 ← 「~だった時」までに「動作が継続」されている
「ある時点」を明確にする
「ある明確な時点」とは「~した時」「~だった時」といったような表現をするケースになります。
そうなると登場してくるのが「when S + V」の副詞句ですね。この副詞句は過去完了では「ある時点」を明確にする上でとても使い勝手の良いものです。
「when I met him(わたしは彼に会った時)」や「when it found in Tokyo(それが東京で見つかった時)」など「ある時点」を明確にすることが大切です。
「動作の継続」を表す
文の構成では「when S+ V」などの副詞句を使うことで「~した時、~していた」という日本語にすると表現になるかと思います。
「ある時点まで何かをしていた」ということになるので進行形の場合は「ある動作をし続けていた」ということがポイントです。
「状態が継続」しているのとは少し違います。これは現在完了形でも同様でしたが「状態が継続」の場合は進行形を使うことはありません。
そうなるので「I had been working(私は仕事をし続けていた)」「She had been playing tennis(彼女はテニスをし続けていた)」「They had been waiting for her(彼らは彼女を待ち続けていた)」といった動作を表す動詞を使って進行形の形を取ります。
「動作の継続」がどれくらい続いていたのかを表す副詞句(「for ~」等)を入れるとより文が明確になると思います。
まとめ
今回は時制の過去完了の進行形に関して触れてみました。
過去完了の進行形では「ある時点」を明確にする必要があります。「when S +V」などの副詞句が一緒に使われることで明確にします。
進行形の場合は「動作の継続」がポイントになります。「状態の継続」とは違いますので注意が必要です。
その動作がどれくらいの時間続けていたのかなどを表す副詞句も文の明確にするために役立つものになります。
今回はここまでに致します。