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今回の文法
- 時制:未来完了形 「経験」
- 時制:未来完了形 「継続」
今回は時制の未来完了形 の「経験」「継続」に関して触れてみたいと思います。
前回は時制の未来完了形 の「形」「完了・結果」に関してお話をさせて頂きました
(記事はこちら)
「形」としては基本的には現在を出発点にする、過去にスタートして現在を通過していくものを「未来のある時点」でどのようになっているのかを予測の要素も含めた形で表現するのが未来完了形です。
「完了・結果」に関しては「未来のある時点」で「どのようになっているのか(結果)?」「完了しているのか?」などを表現したい場合には前置詞(by ~)などを使うことで文全体を明確に表現できるようになることがポイントでした。
前回はそんな話をさせて頂きました。
以前私が受験したスコアも載せおきます。

TOEFL iBTの各セクションについての記事
過去のTOEFLテスト形式についての記事
過去のPBT、CBTと現行TOEFL iBTとのスコア換算に関する記事
TOEFL iBT対策の教材に関する記事
TOEICの概要、出願、テスト形式などの記事
時制 未来完了形「経験」【英語力を向上させるポイント】
前回より未来完了形に関して触れてまいりましたが今回は未来完了形の「経験」「継続」の用法に関してお話をしてみたいと思います。
前回もお伝えいたしましたが完了形は「現在完了形」「過去完了形」「未来完了形」とありますがこの「未来完了形」が一番理解しやすいと思います。
時間軸で言えば現在を出発点として、もしくは過去からスタートしたものが現在を通過して「未来のある時点」でどうなっているのか?ということを予測の要素も含めて表すのが未来完了形になります。
今回触れます「経験」に間ましては用法としては「過去のある時点にスタートしたものが現在を通過して未来のある時点にどうなっているのか?」というケースが断然に多いものです。
それでは例文を見てみます。
- I will have taken the exam for three years in a low if I fail it again. もう一回失敗したら私はその試験を3年連続で受けることになる。 ← 「if ~」の部分を未来のある時点に設定している
例文では「未来のある時点」を「もしもう一回失敗したら」と設定しています。
この「未来のある時点」が明確でない場合は未来完了形を使用することが難しくなりますので必ず明確に設定いただくことをおススメいたします。
「3年連続でその試験を受けることになる」ということでおそらくその試験は「年に1回の試験で現時点では2年連続で失敗している」ということが読み取れます。
「経験」ではどの時点からスタートしているかわかりませんが「未来のある時点でどの程度経験しているか?」ということを表すときに使用されます。
時制 未来完了形「継続」
今度は「継続」に関して話を進めてみたいと思います。
この「継続」も先の「経験」と同じように「過去のある時点よりスタートしたものが現在を通過していき未来のある時点でどうなっているのか?」という使われ方が多いかと思います。
「継続」で大切なことは「状態が継続している」というところがポイントで「動作が継続している」ということとは違うというところです。
未来完了形の「継続」に関しては基本的には「状態の継続」がほとんどだと思います。
未来のある時点まで「動作を継続している」というのはなかなか想像できないケースですが過去完了形と同様に「動作の継続」では進行形(will have been ~ing)を使います。
しかしレアなケースですのであまり触れないことにいたします。
それでは例文を見てみます。
- Next month we will have been with these complicated issues for ten years. 来月でこれらの複雑な事柄と付き合って10年になる。 ← 「来月」が未来のある時点になる
「未来のある時点」は「来月」となっています。
来月になると「複雑な事柄と付き合って10年」という状態が継続していることになります。
という事は今月はその状態が継続されて9年と11ヶ月ということになります。
もし今月を「ある時点」に設定していたとすればこれは「現在完了形」になりますね。
まとめ
今回は時制の未来完了形の「経験」「継続」に関して触れてみました。
「経験」では「未来のある時点」でどの程度経験しているのか?ということを表すときに使用されます。
「未来のある時点」を明確にすることが大切なポイントになります。
「継続」でのポイントは「未来ある時点まで継続の状態」が続いていることを表すことがほとんどになります。
「動作の継続」では未来完了進行形を使用することになりますがあまり出てくるものではありません。
今回はここまでに致します。