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※英文に接する際に気にかけてほしい重要ポイントを中心に解説しています※
今回の文法
- 比較「概念」
- 比較「成り立ちの考え方」
今回は比較「概念」に関して触れてみたいと思います。
前回は時制の一致 「未来」「必要のないもの」に関してお話をさせて頂きました
(記事はこちら)
「未来」の場合では現在を基点にして未来を見る場合は主節の動詞が現在形の場合は「will」を使用します。
主節の動詞が過去形の場合はそこから見た未来という事になりますのでその場合では従属節で使用する動詞は助動詞の過去形である「would」を使用することになります。
「時制の一致が必要にないもの」に関しては従属節の内容が一般常識、不変の事柄に関すること、現在も習慣化されていること、歴史的な事実などを表している場合は主節の動詞と時制を一致させる必要はありません。
前回はそんな話をさせて頂きました。
以前私が受験したスコアも載せおきます。

TOEFL iBTの各セクションについての記事
過去のTOEFLテスト形式についての記事
過去のPBT、CBTと現行TOEFL iBTとのスコア換算に関する記事
TOEFL iBT対策の教材に関する記事
TOEICの概要、出願、テスト形式などの記事
比較「概念」【英語力を向上させるポイント】
今回から新しいパートに突入していきます。
「比較」に関して話を進めてまいりたいと思いますがまずは基本中の基本から話をしてまいりますのでどうかお付き合いいただけたらと思います。
「比較」とは読んで字のごとく何かと何かを比較します。
比較する相手と「同じなのか?」「差があるのか?」「どれが一番~なのか?」など比べることでいろいろな表現をしていくことになります。
- まずは「同じなのか?」というところでは「AとBは同程度」ということを表すときに使うものですがこちらを「原級」と言います。
- 次に「差があるのか?」という事に関してですがこれは「2つのものを比較する」ということが前提になります。これを「比較吸」と言います。
- そして最後に「どれが一番~なのか?」ということに関して表すものになりこれは「3つ(3人)以上のものがある」ということが前提になりこれを「最上級」と言います。
まずは「比較」では「原級」「比較吸」「最上級」と3つの用法があるところを覚えていただければと思います。
「概念」としては何かと何かを比べること、そして比べ方には大まかに3つあるということになります。
「比較」の文の成り立ち
「比較」では2つ、もしくはそれ以上のものを比べることを表すことになりますが文はどのようにして成り立っているのでしょうか?
基本的な考え方として2つあるもの(文)を合わせていると考えていただければわかりやすいと思います。
それでは例文を見てみましょう。
ここに2つの文章があります。
- Mary is kind. メアリーは親切です。
- Jiro is kind. ジローは親切です。
この2人の「親切さ」を同程度(原級)と考えます。
「親切さ」を基点に考えてその前に「as」を置きます。
- Mary is as kind
そして2つ目の文章を「as」を入れてつなげます。
- Mary is as kind as Jiro is kind
そこで「kind」は1つあれば十分なので2つ目の文から省きます。
- Mary is as kind as Jiro is.
本来であればこのままの文で問題ありませんが慣例として1つ目の文と同じ動詞なので「is」を省略することも可能です。
- Mary is as kind as Kiro.
以上のような成り立ちにより「比較(原級)」の文が出来上がります。
これから「比較」に関してどんどん話を進めてまいりたいと思います。
まとめ
今回から「比較」の用法に突入し「概念」に関して触れてみました。
「比較」は何かと何かを比べることであり、そして大まかにいえば3つの比べ方があります。
そして比較の文の成り立ちは「2つの文を合わせることで出来上がる」という考え方をすれば理解しやすいということに関して触れてみました。
今回はここまでに致します。