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※英文に接する際に気にかけてほしい重要ポイントを中心に解説しています※
今回の文法
- 比較「不規則変化」
- 比較「比較変化しない単語」
今回は比較「不規則変化」「比較変化しない単語」に関して触れてみたいと思います。
前回は比較「規則変化:more、most」に関してお話をさせて頂きました
(記事はこちら)
「more」は比較級で使用し形は「more 形容詞/副詞」に、「most」は最上級で使用し形は「the most 形容詞/副詞」になります。
「more、most」の形を取る単語は「2音節の大部分」「3音節」「~ly の語尾になるもの」になります。例外もありますのでその点も気にかけてください。
前回はそんな話をさせて頂きました。
以前私が受験したスコアも載せおきます。

TOEFL iBTの各セクションについての記事
過去のTOEFLテスト形式についての記事
過去のPBT、CBTと現行TOEFL iBTとのスコア換算に関する記事
TOEFL iBT対策の教材に関する記事
TOEICの概要、出願、テスト形式などの記事
比較「不規則変化」【英語力を向上させるポイント】
「比較」の表現をする際に使用する「~er、~est」「more、most」など規則的に変化するものに関して前回までお話させていただきました。
今回は原級、比較級、最上級で単語の形そのものが変化していく「不規則変化」に関して話を進めていきたいと思います。
数がそんなに多くあるわけではないのでまずは以下の表のものを覚えておけば良いかと思います。
原級 | 比較級 | 最上級 |
good | better | best |
bad | worse | worst |
well(副詞) | better | best |
badly | worse | worst |
ill | worse | worst |
many | more | most |
much | more | most |
little | less | least |
「well(副詞)」に関しては副詞での用法になり形容詞の「well」での使用法は厳密にはあるのですがとても細かいので省いていただいて構わないと思います。
それでは「不規則変化」の単語を使用した例文を見てみましょう。
- The book is good to prepare for the exam. その本は試験準備のために良い。 ← 原級の「good」
- This book is better to prepare for the exam than that book (is). この本は試験準備のためにはあの本より良い。 ← 比較級の「better」
- This book is the best to prepare for the exam on the bookshelf. この本はその本棚 で試験準備のためには最も良い。 ← 最上級の「best」
原級、比較級、最上級と形が全く別物の代表例が「good / better / best」です。
「良い」「~より良い」「一番良い」という表現になりますので何度もお伝えいたしておりますが「比較級の際には対象は2つ」「最上級の際には3つ(3人)以上が対象」ということ常に念頭に置いていただければと思います。
形が全く違うという事でこればかりは覚えて慣れていくしか方法はありませんが上の表にあるものをまずはおさえていただければよいかと思います。
「比較の変化をしない単語」
比較の際には基本的には「形容詞」「副詞」の単語を使うことが基本になりますが形容詞の中で比較の変化をしないものがいくつかあります。
比較の変化をしない単語というのは「もともとの意味がすでに最上の意味合いを持ち合わせている」ものになります。
例えば代表的なところで「favorite」というのは意味上ですでに「大好き(最も好き)」というものであるので「~より大好き」というような比べることはできないことになります。
日本語的には「~より大好き」という表現があってもよさそうですが英語では「大好きより大好き」という考え方がないため比較の変化をしない単語になります。
代表例として以下の単語を挙げておきます。
- favorite(大好き)
- basic(基本的な)
- essential(不可欠な)
- perfect(完全な)
- main(主要な)
- obvious(明らかな)
以上に関しては意味合いを考えてみると何となく理解できるかと思います。
比較級で言えばあくまで比較は2つの文から成り立っているので比較ができないという事になります。
「A is perfect.」と「B is perfect」の2文があったとすれば「AとBはそれぞれが完全」なので比べようがないということになるからです。
まとめ
今回は「比較」の「不規則変化」と「比較変化のない単語」に関して触れてみました。
「不規則変化」では原級、比較級、最上級の単語がそれぞれ形が全く違うものになることが特徴です。
「比較変化のない単語」に関しては意味で考えるとわかるのですがすでに最上の意味合いを持つもの同士は比べることができないので比べることができないということが理由になります。
今回はここまでに致します。