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今回の文法
- 比較 原級「できるだけ ~」
今回は比較 原級「できるだけ~」に関して触れてみたいと思います。
前回は比較 原級「倍数」「分数」に関してお話をさせて頂きました
(記事はこちら)
「倍数」も「分数」も構文の形は同じになります。
「as ~ as」の前に倍数/分数を表現する語をいれることで基準となる「B」の何倍なのか?何分の一なのか?を表すことが可能になります。
何度も申し上げますが基準はあくまで「B」になりますこと覚えておいていただければと思います。
前回はそんな話をさせて頂きました。
以前私が受験したスコアも載せおきます。

TOEFL iBTの各セクションについての記事
過去のTOEFLテスト形式についての記事
過去のPBT、CBTと現行TOEFL iBTとのスコア換算に関する記事
TOEFL iBT対策の教材に関する記事
TOEICの概要、出願、テスト形式などの記事
比較 原級「できるだけ~」【英語力を向上させるポイント】
比較の原級の用法もいろいろ出てまいりましたが今回は実際に良く使われる「できるだけ~」の表現に関して触れてみたいと思います。
各種の英語能力証明試験などでも頻出ですがそれ以上に実際の仕事などで本当に多用する表現ですので是非ともマスターしていただければと思います。
構文は「as ~ as possible」もしくは「as ~ as one can (could)」になります
それでは例文を見てみます。
- She has to finish this task as soon as possible. 彼女はこの作業をできるだけ早く終わらせなくてはならない。 ← 「as soon as possible」は「できるだけ早く」の意味
- The professor checked the new theory as elaborately as he could. 教授はできるだけ念入りにその新しい理論をチェックした。 ← 「 as ~ as one could」の形
- I need to call the doctor to come my house as quickly as she can. わたしは医者に私の家にできるだけ早く来てもらうよう頼む必要がある。 ← 「she」は主文の目的語
1文目を見ていただきますとこの「できるだけ~」の代表格である「as soon as possible(できるだけ早く)」が入っております。
これは良くメールなどでも「ASAP」という略で入るケースが多々あります。
もし何度も催促をされていることに対して再度送られてきたメールに「as soon as possible (ASAP)」が入っていたら相手は相当怒っている可能性もあります
この表現が入ってくるときは相手は相当急いでいるケースになりますのでできるだけ早く対応する必要があります。
2文目に関しまして用法として「as ~ as one can (could)」の形になりますがここの「one」には主文の主語(S)、もしくは主文の目的語(O)が入るケースがほとんどです。
そして主文の時制が過去形であれば「can」は合わせて「could」に変更する必要があります。
主文の時制に注意していただければと思います。
まとめ
今回は比較の原級の「できるだけ~」に関して触れてみました。
形は「as ~ as possible」「as ~ as one can (could)」の二つになります。
英語の能力証明試験などで頻出なだけでなく実際のやり取りでも多用されるものですので是非とも覚えていただければと思います。
今回はここまでに致します。