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今回の文法
- 比較 最上級「意味をさらに強調する」
今回は比較 最上級「意味をさらに強調する」に関して触れてみたいと思います。
前回は比較 最上級「~の中でもっとも~だ」に関してお話をさせて頂きました
(記事はこちら)
最上級では比較する対象が3つ(3人)以上という点が2つ(2人)を比べる比較級との違いになります。
最上級を表現する際に「the」を使用するかどうかは品詞によって変わりますので一律に「theを使用する」ということは避けるようにしてください。
前回はそんな話をさせて頂きました。
以前私が受験したスコアも載せおきます。

TOEFL iBTの各セクションについての記事
過去のTOEFLテスト形式についての記事
過去のPBT、CBTと現行TOEFL iBTとのスコア換算に関する記事
TOEFL iBT対策の教材に関する記事
TOEICの概要、出願、テスト形式などの記事
比較 最上級「意味をさらに強調する」【英語力を向上させるポイント】
比較に関しては前回より最上級に突入しています。
基本的な考え方として比較の最上級では比較する対象が3つ(3人)以上揃っていること、もしくは国や集団などを表すものであることがポイントになります。
比較級が2つ(2人)のものを比べるということと明確な違いがあります。
最上級では「~の中でもっとも~だ」という表現の仕方が基本となりますが今回はこの基本の表現をさらに強調する用法をお伝えできればと思います。
「すでに最上級なのでさらに強調するというのはどういうこと?」というご指摘も頂きそうなものですが強調する表現が加わるとお考え下さい。
基本的な構文と意味合いは以下になります。
構文は「by far (much) 最上級」になり意味は「まさに~だ、抜群に~だ」となります
それでは例文を見てみます。
- James is by far the best tennis player in Asia. ジェームスはアジアで抜群にうまいテニスプレーヤーだ。 ← 「by far」を付けることで「抜群に、まさに」という表現になる
- Mt. Fuji is much the most famous mountain in this country. 富士山はこの国でまさに最も有名な山です。 ← 「much」を最上級の前につけることで強調
ここでのポイントは最上級が形容詞で「the」が付いている場合はその前に「by far」「much」を置きます。もし最上級が副詞の場合は「the」が付かないケースが多いのでそのまま最上級の前に置いてください。
最上級が形容詞の場合は「very」も使用することができる
基本的には最上級を強調する場合は先に出ました「by far」「much」を最上級の前に置いて使用することになりますが「very」を使用することもあります。
最上級に形容詞が使用される場合は「very」を使用することで「まさに~」「抜群に~」と最上級を強調することができます。
構文は「the very 形容詞の最上級 + 名詞」になり意味は同様の「まさに~、抜群に~」となります
ここでは語順に注意してください。先の「by far」「much」では「by far / much the ~」と「the」の前に置いていましたが「very」を使用する時は「the very ~」の語順になります。
- Jiro is the very kindest person in this class. ジローはこの教室まさに最高に親切な人です。 ← 「the very ~」の語順に注意
何度もすみませんが「語順」に注意して覚えていただければと思います。
まとめ
今回は比較の最上級の「意味をさらに強調する」用法に関して触れてみました。
最上級の前に「by far」「much」を置くことで最上級の意味をさらに強調することができます。
条件によっては「very」も同様の意味で使用することができますがそれぞれの語順に注意して使用する必要があります。
今回はここまでに致します。