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※英文に接する際に気にかけてほしい重要ポイントを中心に解説しています※
今回の文法
- 比較 最上級「one of ~」
- 比較 最上級「~番目」
今回は比較 最上級「one of ~」「~番目」に関して触れてみたいと思います。
前回は比較 最上級「もっとも~でない」に関してお話をさせて頂きました
(記事はこちら)
最上級の基本形は「~の中でもっとも~だ」なのですが「the least」を使うと「もっとも~でない」というまるで逆の表現になります。
「the least」を使用してややこしさを感じるときにはポイントとして「形容詞/副詞の意味を反対にする」「最上級形にする」といった段階を踏んでいくことを最初はおススメいたします。
前回はそんな話をさせて頂きました。
以前私が受験したスコアも載せおきます。

TOEFL iBTの各セクションについての記事
過去のTOEFLテスト形式についての記事
過去のPBT、CBTと現行TOEFL iBTとのスコア換算に関する記事
TOEFL iBT対策の教材に関する記事
TOEICの概要、出願、テスト形式などの記事
比較 最上級「one of ~」【英語力を向上させるポイント】
今回も比較の最上級の用法に関して引き続きお話をさせて頂ければと思います。
まずは最上級の「one of the 最上級」の形に関して触れてみたいと思います。
この「one of the 最上級」は試験対策だけでなく日常でも多用することがあるものですので是非とも覚えていただければと思います。
構文は「one of the 形容詞の最上級 + 名詞の複数形」となり意味は「もっとも~な1つ」になります
「one of 名詞の複数形」というのは「~の1つ」という意味で様々なシーンで多用するものです。
この多用するものと比較の最上級が合わさった形が今回のものになります。
例文を見てみます。
- This is one of the most famous pictures in the world. これは世界でもっとも有名な絵画の1つです。 ← 「one of the 最上級 + 名詞の複数形」の形
- She is one of the brightest people in Economics. 彼女は経済学の世界では最も優秀な人の一人です。 ← 「one of the 形容詞の最上級 + 名詞の複数形」
ここで大切なことは「~の1つ(1人)」となるのでその集団(in the world. in Economics等)などを明確にしておいた方がよいと思います。
例えば1文目に「in the world」が無いのであればどの範囲で有名なのか?どれくらい有名なのか?という点が不明確になります。
最上級ですのでどの中で最上なのか?をハッキリするのはとても良いことですので前置詞句などで範囲を指定してあげてください。
比較 最上級「~番目」【英語力を向上させるポイント】
次に触れてみたいのは「~番目」に関してです。
最上級ということで「1番目」が当然主役にはなりますが表現としては「2番目」「3番目」があっても然るべきですね。
ある集団の中で順位付けがされている場合などはよく使用されるものですので「~番目」の表現を覚えておいていただければと思います。
構文は「the 序数 形容詞の最上級 + 名詞の単数形」となり意味は「~番目に~な~」になります
先ほどの「one of the ~」の構文では名詞の複数形を伴いましたが今回は「~番目」と順位が確定しているので名詞は「単数」になるところに気を付けてください。
それでは例文を見てみます。
- A city is the second largest city in this country. Aシティはこの国で2番目に大きな都市になります。 ← the second(序数)形容詞の最上級 + 名詞の単数形
- That is the seventh most popular car released in 2020 in the Japanese market. あれは2020年日本市場で発売された7番目に人気の車です。 ← 「~番目」はどれだけ大きな序数でも使える
最上級の前に序数を持ってくることで「~番目」という表現を自由自在に扱えるのでとても便利な用法になります。
まとめ
今回は比較の最上級の「one of the ~」「~番目」の用法に関して触れてみました。
「one of the ~」の表現でのポイントは名詞の複数形を伴うこと、そして範囲を明確にすることで「~の中の一つ」という表現がイメージしやすくなります。
「~番目」では最上級の前に序数を置くことで自由自在に順番を表現することができます。ポイントは「~番目」となるので後に伴う名詞は「単数形」になることです。
今回はここまでに致します。