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※英文に接する際に気にかけてほしい重要ポイントを中心に解説しています※
今回の文法
- 比較「the 比較級 SV, the 比較級 SV」
今回は比較「the 比較級 SV, the 比較級 SV」に関して触れてみたいと思います。
前回は比較 比較級「the 比較級 of the two」に関してお話をさせて頂きました
(記事はこちら)
比較級は2つの比較対象を比べる表現方法になりますので「the 比較級 of the two」の用法は比較的容易に理解できるかと思います。
最上級に関しても触れましたが比較対象が3つ(3人)以上になった時に使用するものでこれも違いに注意が必要です。
前回はそんな話をさせて頂きました。
以前私が受験したスコアも載せおきます。

TOEFL iBTの各セクションについての記事
過去のTOEFLテスト形式についての記事
過去のPBT、CBTと現行TOEFL iBTとのスコア換算に関する記事
TOEFL iBT対策の教材に関する記事
TOEICの概要、出願、テスト形式などの記事
比較「the 比較級 SV, the 比較級 SV」【英語力を向上させるポイント】
これまで比較の様々な表現に関して触れております。
今回は各種試験などで頻出のものであります「the 比較級 SV, the 比較級 SV」の構文に関して触れてみたいと思います。
この構文のポイントは前半の「the 比較級 SV」に対して後半の「the 比較級 SV」の内容が比例関係になることです。
例えば前半部が「増える」と設定し、後半部も「増える」と設定していたとすれば前半部が増えれば増えるほど、それに比例して後半部も増えていくという関係になっています。
別に前半部が「増える」、後半部が「減る」となっていたら前半部が増えれば増えるほど後半部は減っていくといった具合になります。
それでは構文と意味は以下になります。
構文は「the 比較級 SV, the 比較級 SV」となり意味は「~すればするほど、ますます~になる」という意味になります
比較に絡んだ問題では必ず覚える必要があった構文だったと記憶しています。
比較級では大頻出のものですので是非とも覚えていただければと思います。
それでは例文を見てみます。
- The faster you drive a car, the harder you control it. 速く運転すればするほど、ますますコントロールが難しくなる。 ← 「速ければ速いほど」=「ますます難しくなる」
- The more I make an effort, the better people evaluate me. 努力すればするほど、ますます人々の評価は良くなる。 ← 「more = ~すればするほど」=「better = ますます良くなる」
1文目では「the faster(速くなればなるほど)= the harder(ますます困難になる)」という関係になっています。逆に「遅くすればするほど = ますます容易になる」という捉え方もできます。
2文目では「the more(~すればするほど)= the better(ますます良くなる)」という関係です。これも逆に捉えれば「~しなければしないほど = ますます悪くなる」ということにもなります。
よく能力試験関連ではこの逆の意味を選択肢にちりばめてきてそれが正解の選択肢であるようなケースを見ることがあります。
前後の文の意味の関係を理解することがポイントになりますのでこのあたり気を付けていただければと思います。
まとめ
今回は比較の「the 比較級 SV, the 比較級 SV」の用法に関して触れてみました。
能力証明試験などで頻出の構文になりますが大切なポイントは前半の文と後半の文は比例関係にあることです。
比例関係が成り立つだけでなく逆の意味でも文の内容を捉えられるようになると試験などで出題される問題にも対応できるようになります。
今回はここまでに致します。