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今回の文法
- 比較「at (the) most」
- 比較「at (the) least」
今回は比較「at (the) most / least」に関して触れてみたいと思います。
前回は比較「than ではなく to を使う表現」に関してお話をさせて頂きました
(記事はこちら)
語尾が「~ior」となっている語であるものに比較の要素を持ち「than」ではなく「to」を使うものが多いです。
意味を考えた場合に対で覚えることで頭に残りやすいかと思います。
前回はそんな話をさせて頂きました。
以前私が受験したスコアも載せおきます。

TOEFL iBTの各セクションについての記事
過去のTOEFLテスト形式についての記事
過去のPBT、CBTと現行TOEFL iBTとのスコア換算に関する記事
TOEFL iBT対策の教材に関する記事
TOEICの概要、出願、テスト形式などの記事
比較「at (the) most」【英語力を向上させるポイント】
これまで比較の様々な表現に関して触れております。
今回は実際にも良く使われる表現方法である「at (the) most / least」に関してお話しできればと思います。
まずは「at (the) most」から始めたいと思います。
まずは構文と意味からになります。
構文は「at (the) most」となり意味は「最大でも~、せいぜい~、多くても」という意味になります
ここで「at (the) most」の「the」に関してですがこれは付けても付けなくてもどちらでも構わないという意味になります。
「most」単体で見ると「ほとんどの~」という意味合いで使用されることが大変多いです。
今回は比較の用法であり、前置詞の「at」が付くので「at 最上級」というような考え方で「at 最大 = 多くても、最大でも、せいぜい」という意味で覚えていただければと思います。
それでは例文を見てみます。
- The total cost for the golf clubs is at (the) most 500 dollars. そのゴルフクラブの総計はせいぜい500ドルで足りるでしょう。 ← at (the) most = 最大でも~で足りる
上の例文ではゴルフクラブの総計に関して「最大でも500ドルで足りる」ということで値段の範囲は「500ドル以下」という事になります。
ここでイメージしていただきたいことは「at (the) most」は「少ない」という事であり大切なポイントになります。
比較「at (the) least」
続いて「at (the) least」です。
こちらは受験でも、能力証明試験、口語にいたるまで大変頻出の表現になります。
もう皆さんとっくに理解されている方も多いかと思いますがそれほどのお馴染みのものになります。
それでは構文と意味を。
構文は「at (the) least」となり意味は「最小でも、少なくとも~」という意味になります
「at (the) most」と同様に「the」は入れても入れなくても構いません。
そして意味は先の「at (the) most」とは反対のものになりますので対て覚えていただくのが良いかと思います。
「least」ときているので少ないというイメージを持ってしまう人もいるかもしれませんが「at (the) least」は「多い」というふうに頭に摺り込んでいただければと思います。
それでは例文を見てみます。
- I need to prepare at (the) least one thousand dollars for the travel. 旅行のために少なくとも1000ドルは用意する必要がある。 ← at (the) least = 少なくとも~
この「at (the) least」は日常会話でも良く使う表現です。
会話でもエッセイでも意識して使うようにしていくことでより表現力が豊かになっていくと思います。
まとめ
今回は比較「at (the) most / least」の用法に関して触れてみました。
両方とも試験や日常でも頻出のお馴染みの表現であり意味合いも考えて対で覚えていただければと思います。
「at (the) most」は少ないというイメージで、そして「at (the) least」は多いというイメージで捉えることが大切なポイントになります。
今回はここまでに致します。