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英文法 関係詞「主格の who / which」目標達成へ【高校大学受験・TOEFL・TOEIC・IELTS・英検】

英文法 関係詞「主格の who / which」目標達成へ【高校大学受験・TOEFL・TOEIC・IELTS・英検】

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英文法 完全理解 初級~中級編

 

※英文に接する際に気にかけてほしい重要ポイントを中心に解説しています※

今回の文法

  • 関係詞の導入部
  • 関係詞「主格の who / which」

 

今回は関係詞「主格の who / which」に関して触れてみたいと思います。

前回は比較「at (one's) 最上級」に関してお話をさせて頂きました

(記事はこちら

「at one's best」は最上、最高の状態というとても良い意味の表現方法になります。

一方で「at (the) best」では「best」が付いているにも関わらず否定的な意味合いを持つという事で注意が必要になります。

「at (the) worst」と対で違いを意識しながら覚えるようにしていただくことが大切です。

前回はそんな話をさせて頂きました。

これまで紹介した全ての英文法の記事

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※とことん学習してみよう


以前私が受験したスコアも載せおきます。

TOEICスコア 900点以上【TOEIC 950点ホルダーが教える効率的な学習法】

過去のPBT、CBTと現行TOEFL iBTとのスコア換算に関する記事

TOEICの概要、出願、テスト形式などの記事


関係詞の導入部【英語力を向上させるポイント】

今回より関係詞のパートに突入いたします。

関係詞は関係代名詞、関係副詞など苦手意識を持っている人が多くいるパートでもあります。

関係詞を考える上で大切なポイントがあります。

それは例えば関係代名詞であればある語彙を説明する文がその後にくっついてくるという点です。

例えば日本語で「私にはアメリカで考古学を教えている友人がいます。」という文章があったとします。

しかし英語では日本語の感覚で語順を並べたとすると「私には友人がいます(考古学を教えている)」といったものになることがあります。

強調したいのは「友人」です。その「友人」を最初に強調してその友人が何をしているかは後から説明するような感覚です。

日本語では最も強調したいものは文法上で最後に持ってきますが、英語の特徴としては最も言いたいことを最初に持ってきます。

これは文法の構造上そうなってしまっているので外国人である我々にはそういうやり方なんだと従うしかありません。

日本語ではなかなか無い発想ですのでなかなかすんなりと理解できるものではありませんが仕組みを理解して慣れていけば大丈夫です。

それでは基本的な部分からスタートしていきましょう。

関係詞「主格の who / which」

関係代名詞では先行詞と格によって使用する代名詞が変わってきます。

まずはお馴染みの下の表をご覧ください。

先行詞主格所有格目的格

whowhosewho(m)
人以外whichwhosewhich
人、人以外that無しthat

上の表で出てきました主格の「who / which」に関して今回は触れてみます。

主格というのはその代名詞が主語の役割をしている時に使用されるものです。

「主格」で「人」のケース【who】

文が2つあったとします。

  • I know a person. 私はある人を知っている。
  • He is a professional skier. 彼はプロのスキー選手です。

ここで1文目の「a person」と2文目の「He」が同一人物だとします。

「He」は2文目では主語の役割をしていることを覚えておいてください。

次に日本語で言えばある人にカッコを付けて補足説明のような形にして「私はある人(彼はプロのスキー選手です)を知っています。」という形にします。

このカッコ内の補足説明をするような場合にしたいときに英語では関係代名詞を使用して2つの文を繋げることができます。

文を繋げる際に代名詞を使うのですがその際に上の表の中でどの語を選ぶのかというのが大切です。

カッコ内につなげる文章(挿入する文章)のことを関係詞節といいます。

この関係詞節の主語は「He」になります。これは主語でありますので格は「主格」になります。

よって「He」は人であり主格でありますので使用する関係代名詞は「who」になります。

この「who」を使用して2つの文章を繋げてみます。

  • I know a person who is a professional skier. 私はプロのスキー選手である人を知っています。 ← 「who」は主格で「He」だったので使用する

以上のような文が出来上がります。

「主格」で「人以外」のケース【which】

今度はもし主格が人以外だったらのケースです。

2つの文章があります。

  • I love this city. 私はこの町が好きだ。
  • The city publicizes many specialty goods. その町は多くの特産品を宣伝する。

先と同様に日本語で補足説明のような文章を入れることで2つの文章を1つにします。

「私はこの町(多くの特産品を宣伝する)が好きだ。」

「this city」と「the city」は同一のものであり、そして補足説明の文の中(関係詞節)では「The city」は主語です。

よって人以外であり主格ですので2つの文章を繋げる関係代名詞は「which」になります。

この「which」を使用して二つの文を繋げます。

  • I love this city which publicizes many specialty goods. 私は多くの特産品を宣伝するこの町が好きだ。

このように基本的には2つの文章がありそれらをつなげるために補足説明として入れ込むことが関係代名詞の文法の主な役割になります。

2つの文章にある共通する語を使って2つの文章を繋げるのですがそこでつなぎ役となる関係代名詞は文の中の格によって決まるという事をまずは覚えていただければと思います。

まとめ

今回より関係詞に突入しました。今回は基本的な考え方に加えて主格の「who / which」の用法に関して触れてみました。

関係代名詞の一番の役割は2つの文を1つにまとめることです。そして片方の文が補足説明のような役割を担うのも特徴です。

補足説明の役割を担う文の中で関係代名詞となる語がどのような役割(格)なのかを見ることからまずは始まります。

今回はここまでに致します。


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TAKA-KIKOH

ゴールドマン・サックス証券などこれまで長年にわたり外資系金融機関(証券)での業務に従事してまいりました。米国MBA。英語ではTOEFL607点、TOEIC950点など。趣味は筋トレ、釣り、ゴルフ。

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