英文法 関係詞

英文法 関係詞「前置詞 + 関係代名詞」目標達成へ【高校大学受験・TOEFL・TOEIC・IELTS・英検】

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英文法 完全理解 初級~中級編

 

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今回の文法

  • 関係詞「前置詞 + 関係代名詞」

 

今回は関係詞「前置詞 + 関係代名詞」に関して触れてみたいと思います。

前回は関係詞「that」に関してお話をさせて頂きました

(記事はこちら

原則では「人、人以外」の主格、目的格全てに「that」を代用することができますが実際には「人以外」で代用することが多いかと思います。

所有格での代用することはありません。代用するにあたって「主格」「目的格」共に特別な決まり事等もありません。

前回はそんな話をさせて頂きました。

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TOEICスコア 900点以上【TOEIC 950点ホルダーが教える効率的な学習法】

過去のPBT、CBTと現行TOEFL iBTとのスコア換算に関する記事

TOEICの概要、出願、テスト形式などの記事


関係詞「前置詞 + 関係代名詞」【英語力を向上させるポイント】

関係詞のパートに突入して基本的なところから話を進めてきました。

前回まで関係代名詞の基本である「主格」「目的格」「所有格」「that」に関してポイントなどいろいろお伝えいたしました。

今回は関係代名詞の中でも結構苦手意識の強い人が多いパートである「前置詞 + 関係代名詞」の用法に関しまして話を進めたいと思います。

まず関係代名詞に入る前に用法的な考え方として以下を覚えてください。

例えば「on the beach」とある場合、前置詞(on)の目的語は「the beach」になります

この「前置詞の目的語」という言葉はこれから様々なケースで出てくるかもしれませんので是非とも頭に摺り込んでいただければと思います。

それでは「前置詞 + 関係代名詞」に入ってまいります。

人が目的格の「前置詞 + 関係代名詞」

すでに先のポイントで「前置詞の目的語」に触れました。

という事は今回の「前置詞 + 関係代名詞」は関係代名詞の部分が目的語になることがわかります。

よって格は目的格になります。そして格が「目的格」であり「人」が先行詞の場合は使用する関係代名詞は「whom」になります。

二つの文があったとします。

  • She is a famous tennis player. 彼女は有名なテニス選手だ。
  • Many companies support a variety of matters for her. 多くの企業が彼女のために様々な支援をしている。

1文目を主文として2文目を関係詞節にしたい場合、1文目の「a famous tennis player」を先行詞とした場合、2文目の「her」を関係代名詞とします。

すると文章はどうなるかと言いますと

  • She is a famous tennis player whom many companies support a variety of matters for. 彼女は多くの企業が様々な面でサポートしている有名なテニス選手だ。 ← 最後に「for」が残っている

前置詞「for」の目的語という事で目的化の関係代名詞である「whom」が使われています。

この文はこれはこれで問題ありません。しかし口語での使用では良いかもしれませんが文章を書くうえではもう少し必要なことがあります。

  • She is a famous tennis player for whom many companies support a variety of matters. 彼女は多くの企業が様々な面でサポートしている有名なテニス選手だ。 ← 「for」が関係代名詞と一緒に移動

文章を書くうえでは以上のように「前置詞」も一緒に前に持ってくるケースが望ましいとされています。

そして受験や能力証明試験などでお目にかかるのはおそらくほとんどがこの「前置詞 + 関係代名詞」の組み合わせのケースだと思います。

「なぜ目的格なのか?」「なぜ前置詞が前にあるのか?」という疑問は以上のような手順によって文が出来上がっているということがお分かりになるかと思います。

人以外が目的格の「前置詞 + 関係代名詞」

続いて前置詞の目的語が「人以外」のケースになります。

「目的格」の「人以外」ということで使用する関係代名詞は「which」になります。

先と同じような流れで文の成り立ちを見てみます。

  • Many people love Tokyo. 多くの人々が東京が好きだ。
  • Jason wanted to work at a major financial institution in Tokyo. ジェーソンは東京にある大きな金融機関で仕事をしたかった。

以上のような2つの文があったとします。

1文目の先行詞が「Tokyo」、関係代名詞は目的格の人以外になりますので「which」になります。

それではまずは第1ステップとして「前置詞」残した文にしてみます。

  • Many people love Tokyo which Jason wanted to work at a major financial institution in. 多くの人がジェーソンがある大きな金融機関で仕事をしたかった東京が好きだ。 ← 最後に「in」が残っている

この段階ですと前置詞がまだ残っている状態ですので関係代名詞の前に持ってきてあげます。

  • Many people love Tokyo in which Jason wanted to work at a major financial institution. 多くの人がジェーソンがある大きな金融機関で仕事をしたかった東京が好きだ。 ← 「in which」の形に収まる

以上のような成り立ちで「前置詞 + 関係代名詞」の形が出来上がりました。

「that」や省略に関して

「that」は目的格での代用ができる関係代名詞ですが今回の「前置詞 + 関係代名詞」では使用不可となっております。

省略に関しても前置詞を伴う用法ですのでできないことになっております点も頭の隅にでも置いていただければと思います。

まとめ

今回は関係詞「前置詞 + 関係代名詞」」の用法に関して触れてみました。

口語体では「前置詞」を関係代名詞から離して置いてもよいのですが文章を作るうえでは前置詞と関係代名詞をセットにして置く形の方が望ましいです。

目的格を使用する点、「that」は使用できない、そして省略もできないあたりなどもしっかりとおさえる必要があります。

今回はここまでに致します。


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TAKA-KIKOH

ゴールドマン・サックス証券などこれまで長年にわたり外資系金融機関(証券)での業務に従事してまいりました。米国MBA。英語ではTOEFL607点、TOEIC950点など。趣味は筋トレ、釣り、ゴルフ。

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