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今回の文法
- 関係詞「what」
今回は関係詞「what」に関して触れてみたいと思います。
前回は関係詞「前置詞 + 関係代名詞」に関してお話をさせて頂きました
(記事はこちら)
口語体では「前置詞」を関係代名詞から離して置いてもよいのですが文章を作るうえでは前置詞と関係代名詞をセットにして置く形の方が望ましいです。
目的格を使用する点、「that」は使用できない、そして省略もできないあたりなどもしっかりとおさえる必要があります。
前回はそんな話をさせて頂きました。
以前私が受験したスコアになります。

関係詞「what」【英語力を向上させるポイント】
関係詞のパートに突入して基本的なところから始まり今回は「what」に関してお話をさせていただきます。
「関係詞で what?」となる方もいるかもしれませんがこの「what」は試験対策などだけでなく日常的な会話でも良く使用するような用法でもあります。
使い勝手の良いものでもありますので是非ともマスターしていただければと思います。
関係詞の「what」を考える際のポイントは以下になります。
関係代名詞の「what」は先行詞を含んでいるのが特徴で「~すること」という意味合いになります
これまでの関係代名詞は基本的には「先行詞 + 関係代名詞」もしくは「先行詞 + 前置詞 + 関係代名詞」という語順が多かったと思います。
今回の「what」は先行詞を含んでいるので語順としては「what 主語(S) + 動詞(V)」になり、それらをひっくるめて「~すること」という名詞節になります。
関係代名詞の「what」の成り立ち
関係代名詞の「what」がどのように成り立っているのかわかるとより理解が深まります。
「what」の成り立ちは「the thing which 主語(S)+ 他動詞(V)」から始まっています。
例えば「I want the thing(私はそれ(そのこと)が欲しい)」とあったとします。ここで「the thing」は「want」の目的語になっています。
この「the thing」が先行詞であり関係代名詞(目的格)になると思ってください。
「the thing」が先行詞に、目的語の関係代名詞「which」が続き「the thing which I want」となる。そして「the thing which」が「what」に置き換えられる
以上を経て「what I want(私が欲しいこと)」という名詞節が出来上がります。
「what」は名詞的用法により主語、目的語、補語になれる
「what S + V」は名詞節(名詞と同じ扱い)になりますので主語、目的語、補語になることができます。
それでは例文を見てみます。
- What I have to do is to finish a lot of assignment. 私がしなくてはいけないことは大量の課題を終わらせることだ。 ← 「What I have to do」が主語になっている
- Nancy does not know what she wants. ナンシーは彼女が欲しいもの(こと)がわからない。 ← 「what she wants」が目的語になっている
- This sushi is what I want. この寿司こそ私が食べたかった(欲しかった)ものだ。 ← 「what I want」が補語の役割になっている
1つ目の文では「what I have to do(私がしなくてはいけないこと)」が主語の役割を果たしています。
もともとは「I have to do the thing」という文があり、「the thing」が先行詞になり「the thing which I have to do」という文になります。
そして「the thing which」を「what」に置き換えることで「what I have to do」という名詞節が出来上がります。
2つ目の文では「what she wants」が他動詞(know)の目的語になっています。
3つ目の文では第3文型(主語(S)= 補語(C))になり「This sushi = what I want」と補語の役割を果たしています。
文の成り立ちを理解することで関係代名詞「what」はマスターできるかと思います。
まとめ
今回は関係詞「what」の用法に関して触れてみました。
関係代名詞の「what」の特徴は先行詞を含んでいるという点です。
「~すること」という名詞節になりますので主語、目的語、補語など様々な役割を果たすことができます。
「what」はその成り立ちの理解することがポイントになります。
今回はここまでに致します。
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