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※英文に接する際に気にかけてほしい重要ポイントを中心に解説しています※
今回の文法
- 関係副詞「when」
今回は関係副詞「when」に関して触れてみたいと思います。
前回は関係副詞「where」に関してお話をさせて頂きました
(記事はこちら)
先行詞が場所を表す語彙の場合は関係副詞の「where」を使うことができます。
「前置詞 + 関係代名詞」の文からの置き換えが可能になりますのでどちらのケースでも文ができるようになると良いかと思います。
「where」は先行詞を含んだ形での用法もありますのでその点も大切なポイントになります。
前回はそんな話をさせて頂きました。
以前私が受験したスコアになります。

関係副詞「when」【英語力を向上させるポイント】
前回は関係副詞の「where」に関してお話をさせていただきました。
関係代名詞は主に名詞的用法(名詞と同等の扱い)により先行詞などを補足説明するような形で使用します。
一方で「where」や「when」の関係副詞では副詞的用法(副詞と同じような扱い)により前置詞の目的語になっているような語彙を補足説明するような時に使用します。
前回の「where」でもお伝えしましたが「when」でも「前置詞 + 関係代名詞」との互換性がありますのでその点もチェックしてください。
それでは今回は関係副詞の「where」に関して触れてみたいと思います。
先行詞が時を表す語の際に使われる「when」
関係副詞の「when」は先行詞が時を表す語彙の場合に使われます。
前回の「where」と同様に「前置詞 + 関係代名詞」と互換性があります。
以下の2つの文があったとします。
- The happy day is Friday. 幸せな日は金曜日です。
- Many people enjoy a dance on Friday. 多くの人が金曜日にダンスを楽しむ。
ここで1文目を主文として2文目を関係詞節にしたい場合、先行詞となるのが「Friday」になります。
「金曜日に」ということで前置詞である「on」の目的語になっているのが「Friday」になります。
これを例によって関係代名詞の文でつなげてみます。
- The happy day is Friday which many people enjoy a dance on. 幸せな日は多くの人がダンスを楽しむ金曜日です。 ← 最後に「on」が残っている
「前置詞 + 関係代名詞」の文を作りたいので上の文章の最後に残っている「on」を関係代名詞の前に置いて出来上がりです。
- The happy day is Friday on which many people enjoy a dance. 幸せな日は多くの人がダンスを楽しむ金曜日です。
ここでは「on which」の関係詞節が時を表す「Friday」のことを説明する副詞の役割をしています。
このようなケースの場合では「前置詞 + 関係代名詞」の代わりに場所を表す語である「when」を使用することで意味を変えることなく文を作ることができます。
- The happy day is Friday when many people enjoy a dance. 幸せな日は多くの人がダンスを楽しむ金曜日です。
これで「when」を使った関係副詞の文が出来上がりです。
今回は文の成り立ちを見てまいりましたが実際には上のように出来上がった状態で見ることが保トンだと思います。
同様の文でも「when」以下の文が「Friday」に掛かっているということが見抜けるようになるように文の構成をじっくりと見るようにしてください。
前回の「where」と同様に前置詞を使った関係代名詞の文と関係副詞を使った分の両方で英作文ができるようになればマスターしたも同然になります。
「when」の代わりに「that」を使うこともできる
関係副詞の「when」は「that」を代わりに使うことができます。
- Jason was not able to concentrate on studying sometime that he was sleep deprived. ジェーソンはある時寝不足で勉強に集中することができなかった。
上の文では「when」の代わりに「that」を使用しています。
「ジェーソンはある時勉強に集中することができなかった」と「ジェーソンはある時寝不足だった」という2つの文が繋がった文になります。
「ある時(sometime)」が関係副詞の先行詞の役割を果たしています。
「that」は時に省略されることすらあるのですが、そうなるとなかなか判別しにくい時もあるかもしれません。
ポイントは「時」に関わる語彙の後に関係詞節に相当する文が続いているかどうかを見破ることになります。
省略されているようなケースというのは他の文法などでもお目にかかることがありますがこればかりはやはり慣れのところが大きく関わってくることになりますので最初のうちはあまり気にする必要はありません。
まとめ
今回は関係副詞「when」の用法に関して触れてみました。
関係副詞の「where」と同様に「前置詞 + 関係代名詞」と互換性があります。
「that」を代わりに使うこともできますが関係副詞の「when」の代用かどうかは直前の先行詞をチェックする必要があります。
今回はここまでに致します。
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