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今回の文法
- 関係副詞「how」
今回は関係副詞「how」に関して触れてみたいと思います。
前回は関係副詞「why」に関してお話をさせて頂きました
(記事はこちら)
関係副詞の「why」は「a/ the reason why」と覚えていただければバッチリです。
しかし省略される形には注意が必要です。置き換えが可能な3つを覚えることが大切なポイントになります。
前回はそんな話をさせて頂きました。
以前私が受験したスコアになります。

関係副詞「how」【英語力を向上させるポイント】
これまで関係副詞に関しては「where」「when」「why」と3つの用法をお話させていただきました。
今回は4つ目の「how」の用法になります。
「where」「when」に関しては「前置詞 + 関係代名詞」との互換性がある事について触れました。
一方で「why」に関しては先行詞は「a/ reason」になるということでそのまま覚えていただけれとのお話をさせて頂きました。
今回の「how」に関しては「where」「when」と同様の「前置詞 + 関係代名詞」との互換性があるケースになります。
どの様に文が成り立っているのか話を進めてみたいと思います。
関係副詞「how」の先行詞は「the way」
関係副詞の「how」は「the way」を先行詞として考え、「~のやり方」「~の方法」というニュアンスを多分に含んでいるのが特徴になります。
一般的な疑問詞としても「どのように~?」といったケースで使用されますが今回のケースも同じような意味合いになります。
ただし「the way」と来ていますが関係詞節の中では主格、目的語のポジションではなく前置詞の目的語としているケースとして考えていただければと思います。
まずは2つの文があったとします。
- I found the way. わたしはその方法を見つけた。
- Some people are available for $1000 in the way. ある人たちはある方法により1000ドルで手に入る。
この様な文があり1文目を主文として2文目を関係詞節にしたい場合、「the way」を先行詞として繋げることにします。
ここで関係詞節の「the way」はその直前の前置詞「in」の目的語となっているので前置詞を前に持っていく「先行詞 + 前置詞 + 関係代名詞」の順になります。
- I found the way in which some people are available for $1000. 私はある人たちはある方法により1000ドルで手に入る方法を見つけた。 ← 「前置詞 + 関係代名詞」の用法
2つの文章が繋がりました。「in the way」という前置詞句が関係代名詞に組み込まれた形になります。
ここで関係副詞の「how」が「the way」と同じ役割を果たすので「先行詞 + 前置詞 + 関係代名詞」の全てを「how」に置き換えることができます。
- I found how some people are available for $1000. 私はある人たちはある方法により1000ドルで手に入る方法を見つけた。 ← 関係副詞「how」を使った用法
これで関係副詞「how」を使用した文が出来上がりました。
先にありました「in the way」は消えてしまいましたが関係副詞の「how」絡みの文を見た時には頭の中ですぐに「the way(~する方法)」を思い出せるようになれば良いかと思います。
まとめ
今回は関係副詞「how」の用法に関して触れてみました。
関係副詞の「how」は「where」や「when」のように「前置詞+関係代名詞」との互換性があります。
先行詞である「the way」を意識することで文の成り立ちを理解するポイントになるかと思います。
今回はここまでに致します。
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