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今回の文法
- 複合関係代名詞「whichever」
今回は複合関係代名詞「whichever」に関して触れてみたいと思います。
前回は複合関係代名詞「whoever」に関してお話をさせて頂きました
(記事はこちら)
複合関係代名詞の「whoever」は「anyone」を先行詞とする関係代名詞に置き換えることができます。
「whoever」以下の関係詞節は名詞と同じ役割を果たす「名詞節」であることも大切なポイントになります。
前回はそんな話をさせて頂きました。
以前私が受験したスコアになります。

複合関係代名詞「whichever」【英語力を向上させるポイント】
前回は複合関係代名詞の「whoever」に関して触れました。
複合関係詞とは関係代名詞・関係副詞に「~ever」を付けたものになります。
複合関係詞は複合関係代名詞(whoever, whichever, whatever)と複合関係副詞(whenever, wherever)に分かれます。
今回は複合関係代名詞の「whichever」に関してお話をさせていただきます。
複合関係代名詞「whichever」は名詞と同じ役割を果たす
複合関係代名詞のポイントは複合関係代名詞以下の節は名詞と同じ役割を果たす「名詞節」を作るところになります。
「名詞節(名詞と同じ役割を果たす)」になるということは主語、目的語などになれるという事になります。
「whichever」のポイントは以下になります。
複合関係代名詞の「whichever」が作る節は名詞と同じ役割を果たし、「~うちどれでも」という意味合いになる
そしてここでポイントになることは「whichever」では基本的には選択肢に範囲がある事です。
ある範囲が決まっている中の「どれでも」という事になる点が後に出てきます範囲などが決まっていない「whatever」とは違うところになります。
先行詞は「any one/ any ones(どれか一つ/ どれでも)」になる
「whichever」が「~のうちどれもで」ということで先行詞は「any one/ any ones(どれか一つ/ どれでも)」になります。
「any one」を使った関係代名詞からの流れを見てみたいと思います。
- You can copy any one. あなたはどれでもコピーすることができる。
- People can read any one in this library. 人々はこの図書館ではどれでも読むことができる。
上のような二つの文があったとします。
1つ目を主文に、2つ目の文を関係詞節にしようと思います。
ここでは「any one」を先行詞にして2つの文をつなげることにします。
関係詞節では「any one」は目的語の役割を果たしているので目的格になります。
目的格の関係代名詞になるのですが先行詞に「all、every、any、no」などが含まれている場合は慣例として「that」を使います。
それでは文を完成させます。
- You can copy any one that people (can) read in this library. あなたは人々がこの図書館で読めるどれでもコピーすることができる。 ← 「any one」が先行詞、「that」が目的格の関係代名詞
ここで出てきました「any one that」がそのまま「whichever」と書き換えることができます。
- You can copy whichever people (can) read in this library. あなたは人々がこの図書館で読めるどれでもコピーすることができる。 ← 「any one that」を「whichever」に置き換える
「~のうちどれでも」ということで範囲があるとお伝えしましたが今回の例文では「図書館の中にあるもの」という括りでとらえていただければと思います。
まとめ
今回は複合関係詞「whichever」の用法に関して触れてみました。
「whichever」は「whoever」と同様に名詞と同じ役割を果たす名詞節を作ります。
ある範囲は決まっている中での「どれかを選ぶ」ということが特徴になります。
今回はここまでに致します。
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