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今回の文法
- 複合関係副詞「wherever」
今回は複合関係副詞「wherever」に関して触れてみたいと思います。
前回は複合関係副詞「whenever」に関してお話をさせて頂きました
(記事はこちら)
「whenever」以下の関係詞節は副詞と同じ役割を果たします。
副詞と同じ役割を果たすという事で文頭などにも置くことが可能になり、接続詞として扱う人もいます。
「at any time when」を使って書き換えも可能になるのがポイントです。
前回はそんな話をさせて頂きました。
以前私が受験したスコアになります。

複合関係副詞「wherever」【英語力を向上させるポイント】
今回は複合関係副詞の「wherever」に関して触れてみたいと思います。
これまで複合関係代名詞の3つ「whoever」「whichever」「whatever」、そして複合関係副詞の「whenever」に関して説明させていただきました。
複合関係詞とは関係代名詞・関係副詞に「~ever」を付けたものになります。
複合関係詞は複合関係代名詞(whoever, whichever, whatever)と複合関係副詞(whenever, wherever)に分かれます。
複合関係代名詞と複合関係副詞ではどようにな違いがあるのでしょうか?
話を進めてまいりたいと思います。
複合関係副詞「wherever」は副詞節を作るのが特徴
複合関係副詞のポイントは関係詞節自体が副詞と同じ役割を果たす副詞節を作るところにあります。
「副詞節(副詞と同じ役割を果たす)」になるということは主に主文のV(動詞)、もしくは文全体を修飾する(主にかかる)という事になります。
「wherever」のポイントは以下になります。
複合関係副詞の「wherever」が作る節は副詞と同じ役割を果たし、「~する場所ならどこでも」という意味合いになる
副詞と同じ役割を果たすという事はその関係詞節そのものは主文のV(動詞)を補足的に説明するような意味合いの存在になります。
そして関係詞節の位置は文の中でも様々なところに置くことが可能です。
それでは例文を見てみます。
- You can live wherever you like. あなたはどこでも好きなところに住むことができます。 ← 「wherever ~」の文が主文全体を修飾している
- I will go wherever you go. あなたの行くところならどこでも行きます。
先にも述べましたが関係詞節は主文の動詞に掛かっています。
副詞は文頭などに来ることも可能ですので以下のような文でも意味は変わりません。
- Wherever you like, you can live. あなたはどこでも好きなとこに住むことができる。 ← 「wherever SV, SV」の構文
このように文頭に持ってきてもあまり不自然な印象は受けないと思います。
こういったところから複合関係副詞は接続詞として考える人もいます。
使い勝手の良い用法になりますので自由自在に使いこなせるようになっていただけたらと思います。
「at any place where(~するところならどこでも)」に置き換えが可能
「wherever」が「~する場所はどこでも」ということでat any place whereに置き換えることが可能です。
先の例文を「at any place where」を使って置き換えてみましょう。
- You can live at any place where you like. あなたはどこでも好きなところに住むことができます。 ← 「at any place where」で同じ内容になる
- I will go at any place where you go. あなたの行くところならどこでも行きます。
普段は圧倒的に「wherever」を使用するかと思います。
しかし受験や各種試験ではこの「at any place where」がどこで出てくるかわからないので頭の片隅にでも置いていただければと思います。
まとめ
今回は複合関係副詞「wherever」の用法に関して触れてみました。
複合関係副詞の特徴は副詞節を形成するところにあります。
接続詞と同じような使い方もできるので副詞節を入れる場所に縛りはありません。
今回はここまでに致します。
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