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今回の文法
- 仮定法「if 直説法」
今回は仮定法「if 直説法」に関して触れてみたいと思います。
前回は関係形容詞「which + 名詞」に関してお話をさせて頂きました
(記事はこちら)
関係形容詞は関係代名詞の「which」がその後に続く名詞を修飾するので形容詞的な役割を果たします。
「which」と「名詞」の間に形容詞を入れることもできます。
前回はそんな話をさせて頂きました。
以前私が受験したスコアになります。

仮定法「if 直説法」【英語力を向上させるポイント】
今回より仮定法に突入したいと思います。
仮定法は完了形、比較などと同様に苦手意識を持っている方が多い文法になります。
「仮定法は何で現在なのに過去形を使ったりするの?」
「仮定法は would, could, might などを使うけどわけがわからない」
というような疑問を持つ方には是非とも見ていただきたい内容を展開してまいりたいと思います。
初めて勉強する方でも順を追って理解できるように基本的なところから始めてまいります。
それでは仮定法を進めてまいりましょう。
仮定法とは?
仮定法は大きく分けて2つに分かれます。
- 現実の事、もしくは起こる可能性があるもの表すことを直説法といいます
- 現実とは違うことを表すことを仮定法といいます
直説法は仮定法じゃないのか?という疑問が出そうですが皆さんご存知の「if」を使用して文を作りますので仮定法に入れてください。
それじゃ「仮定法の仮定法は何なの?」というご指摘をいただくと思いますがこちらの方が「仮定法が苦手」という人がなかなか理解できないパートの方だと思います。
まずは「現実に起こる可能性のあるもの」と「現実とは全く違うもの」の2つに大別していただければと思います。
仮定法「 if 直説法」は現実に起こりそうなことを表す
今回は仮定法の中で「現実に起こる可能性のあるもの」である直説法に関して触れてみたいと思います。
直説法では現実に起こる可能性のあるものということでここでのポイントは可能性の度合いが50%あたりのどちらにもいきそうな状態のことに関して使われます。
そしてここで最も大切なことはその可能性に関しては「文を書いた人、話した人によって判断される」ということです。
例えば現時点で億万長者の人が「もし1億円を損したら」と語った場合、これは現実に起こる可能性があるものとなります。
しかし普通の人が「もし100億円あったら」と語ればこれは現時点では全く起こる可能性の無いものになります。
この違いは文を書いた人、語った人によって変わってくること、非常に大切なポイントになりますので覚えておいていただければと思います。
改めまして大事なポイントは以下になります。
仮定法「if 直説法」では可能性は50%(どちらにも転ぶ)あたりのことを表し「(もし)~ならば」という文を形成する
直説法の動詞
そして仮定法で直説法、仮定法を判別するのは動詞を見て判断します。
「if 節」とは「if ~, SV」の「if ~,」までの事を指します。
文の構成は以下になります。
- 現在のことは「if 節」も主文も動詞は現在形
- 過去のことは「if 節」も主文も動詞は過去形
- 未来のことは「if 節」の動詞は現在形、主文の動詞は未来形
それでは例文を見てみます。
- If I am sick, I go to the hospital. (もし)体調不良なら、私はその病院へ行く。 ← 現在形の「if 節」+ 現在形の主文
- If she was sick, she did not need to come to our party. (もし)彼女は体調不良だったのならば、私たちのパーティに来る必要なかったのに。 ← 過去に起こったことは「if 節」も主文も過去形
- If you are very tired tomorrow, you will be absent from the meeting. (もし)明日かなり疲れていたら、明日の会議は出なくてよい。 ← 未来形でも「if 節」は現在形 + 主文は未来形
3つの例文にて現在、過去、未来の形を表してみました。
ポイントは起こる可能性が50%(どちらにも転ぶ)である(あった)ことを表しているという事。
そして時制ごとの組み合わせを覚えていただくことが大切です。
現在の事は現在形、過去のことは過去形と時制が合っていますが、未来形だけは「if 節」は現在形、主文は未来形になるところが特徴です。
今後に出てきます「仮定法」との判別は動詞によって決まっていくからです。
まとめ
今回は仮定法「if 直説法」の用法に関して触れてみました。
仮定法には主に「直説法」と「仮定法」にわかれます。
まずは直説法での動詞の組み合わせを覚えていただくことが大切です。
今回はここまでに致します。
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