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外資系金融(証券) 投資銀行部門(IBD)の部門構成【社員が語る】

外資系金融(証券) 投資銀行部門(IBD)の部門構成【社員が語る】

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外資系金融(証券)投資銀行部門(IBD)の部門構成

外資系金融機関の中でも証券会社の特に投資銀行部門(IBD)は激務で有名な部門になります。

朝から夜中まで、延いては朝まで働くのが投資銀行部門(IBD)ですがここで仕事をしてみたい、興味があるという方が多いのも事実です。

すでにいろいろなリサーチなどをして部門が何をしているのか、部門の構成などをご存知の方もいらっしゃるとは思いますが初めて聞く人、興味を持ちたての人からすると??の部門になります。

以前、部門のしていることなどに関しては触れたことがありますので今回は部門の構成についてあまり馴染みのない方がわかるように説明してみたいと思います。

「カバレッジ = 営業部隊」になります

カバレッジという聞きなれない言葉が出てきました。

このカバレッジというのは投資銀行部門(IBD)の中にいるセールス(営業部隊)と考えていただいて結構です。

この営業部隊が顧客に対して常にコンタクトを取り続け、様々な提案により需要喚起を促したりして案件を取ってきます。

基本的には新卒で配属される新人たちはこの営業部隊に配属されます。

カバレッジはインダストリー(産業)ごとに編成されています。

主な部隊は以下になります。

  • 金融機関担当部隊。通称「フィグ:FIG(Financial Institution Group)の略」
  • 通信、メディア、テクノロジー関連担当部隊。通称「ティーエムティー:TMT(Telecom, Media and Technology Group)の略」
  • その他の事業法人担当部隊。「ギグ:GIG(General Institution Group)の略」

この大まかな3つの部隊に加えて少し人数は減りますが不動産投資関連の部隊などもあります。

営業部隊の規模としてはTMT、GIGは人数も多く、新卒も多く配属されます。

FIGは少し少なめでといったところでしょうか。

各部隊の指揮官はガラス張りの個室部屋の住人であるMD(マネージングディレクター)、SV(シニアヴァイスプレジデント)もしくはED(エグゼクティブディレクター)になります。

ガラス張りの個室部屋と言っても建物の外側に向かっての部屋(外が見える景色の良い部屋)はMDクラスが陣取り、SV、EDはそれ以外の窓が無い部屋だったりします。

四角いビルでしたらそれぞれの角部屋はMDの中でも一番上の方の偉い人が使用しています。

プロダクトチーム

プロダクトチームはカバレッジが取ってきた案件を具体的に実現させる部隊になります。

顧客にとって最も良いと思われる資金調達の提案を時にはカバレッジと一緒になって練り上げます。

大まかには株式や債券の発行などを手掛ける部隊、そして企業の吸収合併などをお手伝いするM&A部隊に分かれます。

ECM(Equity Capital Market)

ECM(Equity Capital Market)は株式での資金調達を担う部隊になります。

商品の設計から実行まで手掛けるプロ集団です。

大型案件の新規上場などは手数料も高額になるため大きな収益の機会になります。

増資、分割、併合、さらに派生商品なども手掛けます。

株式手数料は発行株式の総額に取り決めた%を掛けたものになります。

案件の数は少なくとも大型の案件2つでその年の目標達成ということもありえるのでクロージングまで気が抜けません。

基本的には景気の良い時の方が話もまとまりやすくクロージングまで一気に持っていける機会が多いものです。

経済の停滞期などはせっかく詰まってきた話も思うような株価での売却が見込めないなどを理由に一旦見合わせということもよくあります。

DCM(Debt Capital Market)

DCM(Debt Capital Market)は債券での資金調達を担う部隊になります。

様々な企業が行う社債の発行などの引き受け業務を担います。

基本的にはどこかしらの企業が社債発行を行うので仕事は常にある様な状態です。

しかし社債の手数料は%ではなくベーシス(0.01%)からの計算になりますので規模の割には収益の額は低めになります。

M&A

M&Aは企業の買収、合併などに関して提案、実行をする部隊になります。

アドバイザリー契約により案件がクローズされるまでの毎月の相談料のようなもの、そして買収、合併などが無事に完了した時の成功報酬が収益の機会になります。

企業のM&A案件の数は結構な数に上り、部隊は常に数々の案件に取り組んでいるのが現状です。

全ての案件にはコードネーム

投資銀行部門で取り扱われる案件は全てがに高度な秘匿性が担保されなくてはいけません。

全ての案件にはコードネームが付いており企業の名前など一切わからないようになっています。

案件には「ディールチーム」が編成されメンバー以外、その案件の詳細に触れることはできません。

隣のデスクのバンカーも案件に関わっていなければ案件の存在そのものすら知らないということになります。

若いジュニアバンカーは上の指示で様々な資料搾背をしていますがそれがどの案件に関わっているかなども知らないことが多いです。

案件はトップダウン、ボトムアップの双方から

MD(マネージングディレクター)などは多額の交際費が認められています。

MDの仕事は週のうち何日かランチ、夕食など会食の場で様々な企業の人々と接触し続けます。

特に大型の案件などは企業の上層部の意思決定者から抽象的な話を持ち掛けられたり、持ち掛けたりで機会が生まれることが多いです。

一方でバンカーが企業の担当者レベルとの日々の話し合いの中から需要を探り出し提案することもあります。

ある程度形になりそうな場合はMDクラスの偉い人が企業に赴いて機会を伺うことになります。

まとめ

外資系金融(証券)の投資銀行部門の部門構成に関して触れてみました。

基本的には様々な企業に向けて資金調達のお手伝いをすることでその手数料で収益を得るフィービジネスになります。

営業部隊が案件を引っ張ってきてプロダクトチームが具体的に実行するという流れにより案件が動いていきます。

案件には秘匿性が担保される必要があり情報の取り扱いには細心の注意を払う必要があります。

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TAKA-KIKOH

ゴールドマン・サックス証券などこれまで長年にわたり外資系金融機関(証券)での業務に従事してまいりました。米国MBA。英語ではTOEFL607点、TOEIC950点など。趣味は筋トレ、釣り、ゴルフ。

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