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今回の文法
- 仮定法「I wonder if」
今回は仮定法「I wonder if」に関して触れてみたいと思います。
前回は仮定法「if only」に関してお話をさせて頂きました
(記事はこちら)
仮定法「if only」は現在と過去の事実に反する仮定を表すことができます。
意味合いとしては「I wish」とほぼ同じものになることがポイントです。
前回はそんな話をさせて頂きました。
以前私が受験したスコアになります。

仮定法「I wonder if」【英語力を向上させるポイント】
今回は仮定法「I wonder if」に関して触れていきたいと思います。
「I wonder if ~」は何かを相手にお願いするような場面で使用する丁寧な表現になります。
仮定法は完了形、比較などと同様に苦手意識を持っている方が多い文法になります。
「仮定法は何で現在なのに過去形を使ったりするの?」
「仮定法は would, could, might などを使うけどわけがわからない」
というような疑問を持つ方には是非とも見ていただきたい内容を展開してまいりたいと思います。
それでは仮定法をさらに進めてまいります。
仮定法「I wonder if」は相手に丁寧な表現でのお願いを表す
今回お伝えする仮定法「I wonder if ~」は相手に丁寧な表現でのお願いを表すものになります。
英語にも日本語と同様に丁寧な表現というものがあります。
特に仕事などで英語を使用する場合に目上の人に対して丁寧な表現というのは必要で友達感覚の話し方をするととんでもない目にあうかもしれません。
大事なポイントは以下になります。
仮定法「I wonder if ~」では相手に対して丁寧な表現でのお願い表し「~していただけませんか、~してもよろしいでしょうか」という意味の文を形成する
仮定法「I wonder if」の動詞
仮定法「I wonder if ~」は「~していただけませんか、~してもよろしいでしょうか」など丁寧な表現でのお願いを表します。
ただでさえ丁寧な表現なのに「wonder」を過去形、過去進行形を使用することでさらに丁寧度が増すというのも特徴です。
「if」以降の節では「~できますか、~してもよろしいでしょうか」と許可のような表現のため助動詞の「could」を使用することがほとんどです。
ポイントとしては
- 構文の形は「I wonder if S could 動詞の原形」の形になる
- 丁寧度としては「wonder < wondered < was wondering」と過去進行形が最も丁寧な表現となる
- 「wonder」は過去形にしても現在の意味であることに注意
それでは例文を見てみます。
- I wonder if you could play soccer with us. 私たちと一緒にサッカーを(プレイ)していただけないでしょうか? ← 「~していただけないでしょうか」と丁寧なお願い
- I wondered if I could visit your house? お宅へ伺ってもよろしいでしょうか? ← 「wondered」でより丁寧になる。現在の話である事に注意
1つ目の例文では「if 節」の主語は「you」なっています。
これにより相手に何かをしてもらいたいというお願いの形を丁寧な表現でしていることになります。
2つ目の例文では「wondered」と過去形になっています。過去形ですが意味は現在なので注意が必要です。
そして「if 節」の主語は「I」なっています。
よってこれは「私が~してもよろしいでしょうか?」というお願いの形を丁寧な表現でしていることになります。
例文では「wonder」「wondered」を使用していますがここで「was wondering」と過去進行形を使うとさらに丁寧な意味合いになりますので覚えておいていただければと思います。
まとめ
今回は仮定法「I wonder if」の用法に関して触れてみました。
仮定法「I wonder if ~」は丁寧な表現で相手へのお願いを表すことができます。
「wonder」が過去形や過去進行形になるとさらに丁寧な表現になるところも特徴です。
今回はここまでに致します。
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