< 高校・大学受験、TOEIC、TOEFL、英検などの各種試験対策のために >
< 外資系企業などで仕事をするために総合的な英語力を養うために >
< 「読む」だけでなく「解く力」「書く力」も身につけたい方に >
※英文に接する際に気にかけてほしい重要ポイントを中心に解説しています※
今回の文法
- 否定「no」
今回は否定「no」に関して触れてみたいと思います。
前回は否定「not」に関してお話をさせて頂きました
(記事はこちら)
否定「not」は文全体だけでなく、節、句、語などを限定的に否定することができます。
部分的に否定されている語否定の場合には否定されている箇所を的確にとらえる必要があります。
前回はそんな話をさせて頂きました。
以前私が受験したスコアになります。

否定「no」【英語力を向上させるポイント】
前回より否定に突入しています。
否定は単にある語を否定するものもあれば文全体を否定するものもあります。
否定する強弱の度合いにも違いが出てきます。
そして部分的に否定するものもあれば全てを否定するような「否定する割合」に関しても覚える必要があります。
大まかに見て否定は2つに分かれます。
- 文否定:主節の動詞を否定することでその文全体を否定する
- 語否定:主節の動詞以外の節、句、語のみを否定する
まずは否定語が文全体に掛かっているのか、もしくは文の部分的なところにかかっているのかを意識すると良いかと思われます。
基礎的なところから進めてまいりたいと思います。
否定「no」は語否定だけでなく意味としては文全体を否定するときにも使われる
今回お伝えする否定語「no 」も前回の「not」同様に英語を学習する人にとってお馴染みのものになります。
「no」は主には名詞の前に置き語否定する時に使用できます。しかし名詞が主語の場合は文全体の否定にもなります。そして意味は「まったく無い=ゼロ」になります。
「no」を使って否定を表す形は以下の様になります。
- 主に名詞の前に置かれ語を否定する
- 主語の前に「no」が置かれる時、文全体を否定する
大事なポイントは以下になります。
否定語「no」では主に名詞の前に置き語を否定する。しかし語が主語の場合は文全体を否定することができ「まったく~ない」という意味の文を形成する
文否定の「no」
主節の主語の前に「no」を置いた場合には形としては文全体を否定することになります。
「no」の後の名詞は単数形でも複数形でも使用できます(例:no people, no books)
「no one / nobody」「nothing」などは動詞は単数扱いになります。
例文を見てみましょう。
- No soccer players joined the new team. いかなるサッカー選手も新しいチームには入らなかった。 ← 動詞を否定することなく文全体を否定する
- No one(Nobody) supports the Professor's theory. 誰もその教授の理論を支持しない。 ← no one / nobody の時は動詞は単数形
どちらの文も主語の名詞の前に「no」が置かれることで結果として文全体が否定されている形になっています。
語否定の「no」
語否定の場合は主節の文全体ではなくある箇所を限定的に否定することになります。
基本としてまずは主語以外の名詞の前に置かれる形(no 名詞)にて部分的に否定するパターンを理解していただければと思います。
文否定と同様に「no」の後の名詞は単数形でも複数形でも使用できます(例:no people, no books)
例文を見てみます。
- I have no time to talk with you. 私はあなたと話をしている時間がない。 ← 語を否定している形
- We got no fish on this fishing trip. 今回の釣行で我々は釣果が無かった。 ← 語を否定している形
2つの文とも主語ではない名詞の前に「no」が置かれています。
「no」は全くないという意味であるため、表現がとても強いです。
意味合いとしては「無し」「ゼロ」になりますので主語以外に「no」を使用したのであっても雰囲気では文全体を否定しているような影響力があります。
とにかく「何もない」「ゼロ」「無」とイメージを残すことが大切だと思います。
まとめ
今回より否定に突入し「no」の用法に関して触れてみました。
否定「no」は主に名詞の前に置かれ語を否定するのですが、場合によっては文全体を否定することができます。
意味が「無」「ゼロ」という強い表現になりますのでそのあたりをイメージすることが大切です。
今回はここまでに致します。
TOEFL iBTの各セクションについての記事
過去のTOEFLテスト形式についての記事
過去のPBT、CBTと現行TOEFL iBTとのスコア換算に関する記事
TOEFL iBT対策の教材に関する記事
TOEICの概要、出願、テスト形式などの記事