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※英文に接する際に気にかけてほしい重要ポイントを中心に解説しています※
今回の文法
- 否定「fail to」
今回は否定「fail to」に関して触れてみたいと思います。
前回は否定「scarcely ~ before」に関してお話をさせて頂きました
(記事はこちら)
否定「scarcely ~ before ~」は「~するかしないかのうちに~」という意味合いになります。
否定を表す「scarcely」を使っていますが訳では肯定の表現になること、そして節の時間のズレを気に掛ける必要があります。
前回はそんな話をさせて頂きました。
以前私が受験したスコアになります。

否定「fail to」【英語力を向上させるポイント】
今回は否定「fail to」に関して触れてみたいと思います。
「fail to」は「not」「no」などを使用することなく否定の意味合いを持つ表現になります。
否定は単にある語を否定するものもあれば文全体を否定するものもあります。
否定する強弱の度合いにも違いが出てきます。
そして部分的に否定するものもあれば全てを否定するような「否定する割合」に関しても覚える必要があります。
大まかに見て否定は2つに分かれます。
- 文否定:主節の動詞を否定することでその文全体を否定する
- 語否定:主節の動詞以外の節、句、語のみを否定する
まずは否定語が文全体に掛かっているのか、もしくは文の部分的なところにかかっているのかを意識すると良いかと思われます。
否定「fail to」は「~できない、~しそこなう」という意味合いを表す
「fail」は「失敗する」という動詞になります。
意味合いが「失敗する」というものになりますので文全体の表現も否定的なものになります。
否定「fail to」は「~できない、~しそこなう」という意味合いを表す語になります。
- 「fail to 不定詞」の形で使用される
- 「~できない、~しそこなう」という意味になり人、モノ構わずに使用することができる
大事なポイントは以下になります。
否定「fail to」は「to」の後に不定詞を取り、「~できない、~しそこなう」という意味の文を形成する。
それでは例文を見てみましょう。
- He failed to wake up early. 彼は朝早く起きることができなかった。 ← 「~することができなかった」
- Unfortunately, the attempt failed to verify the expected result on this stage. 残念ながら現段階ではその試みは期待された結果を確認することはできなかった。 → 「確認することはできなかった」
1つ目の文では「to不定詞」「~すること」と考えて「朝早くに起きることに失敗した」という直訳から「起きることができなかった」という意味合いになっています。
2つ目の文でも同様に「確認することに失敗した」というところから「確認することはできなかった」という形になっています。
「Never fail to」
「fail to」に「never」を付けると「必ず~する」という意味合いになります。
「never」は「1度もあってはならない」など頻度、回数を否定する否定語になります。
よって「never fail to」は「一度たりとも~を失敗しない」ところからきて「必ず~する」という意味合いになると考えてください。
例文を見てみます。
- Never fail to ask me regarding this issue. この件に関しては必ず私に聞いてください。 ← 「必ず~する」
「必ず~する」という意味合いから様々なケースで使用することができる汎用性の高い表現になります。
まとめ
今回は否定「fail to」の用法に関して触れてみました。
否定「fail to」は「~できない、~しそこなう」という意味合いになります。
「not」「no」などを使用することなく否定の表現をすることができるところがポイントになります。
今回はここまでに致します。
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