英文法 否定「二重否定」目標達成へ【高校大学受験・TOEFL・TOEIC・IELTS・英検】

今回は否定「二重否定」に関して触れてみたいと思います。

前回は否定「far from」に関してお話をさせて頂きました

（記事はこちら）

否定「far from」は「少しも～ない、とても～と言えるものではない」という意味合いになります。

「not」「no」などを使用することなく否定の表現をすることができるところがポイントになります。

「far from」以下は主語（S)の補語の役割を果たします。

前回はそんな話をさせて頂きました。

以前私が受験したスコアになります。

否定「二重否定」【英語力を向上させるポイント】

今回は否定「二重否定」に関して触れてみたいと思います。

二重否定ということでなかなか聞きなれていない人もいるかと思います。

節（文中）で否定表現が2つ重なると肯定文になるというものになります。

否定は単にある語を否定するものもあれば文全体を否定するものもあります。

否定する強弱の度合いにも違いが出てきます。

そして部分的に否定するものもあれば全てを否定するような「否定する割合」に関しても覚える必要があります。

大まかに見て否定は2つに分かれます。

まずは否定語が文全体に掛かっているのか、もしくは文の部分的なところにかかっているのかを意識すると良いかと思われます。

否定「二重否定」は否定語を2つ使用することで強い肯定の意味合いを表す

二重否定は文の中に否定語を二つ使用することで文の意味が否定から肯定に意味が変わります。

ここでポイントはあくまで一つの節の中に否定語が二つ使われた場合という事です。

例えば従属節などでそれぞれに一つ否定語があり、ピリオドまで否定語が二つあるのでは意味が変わってきます。

否定「二重否定」は否定語を2つ使用することで強い肯定の意味を表します。

通常の肯定文より強く表現するという要素も含まれていますので単純に肯定文になるというだけでなく文意にも注意が必要になります。

大事なポイントは以下になります。

それでは例文を見てみましょう。

一つ目の例文では2つの否定語である「nothing」「impossible」が使われています。

この「Nothing is impossible」というのはよく使われる表現で「不可能なものは何一つない」という意味になります。

「何一つない」という表現により肯定文よりも意味合いは強いものになります。

是非とも覚えておいていただきたい表現になります。

二つ目の例文でも二重否定により「尊敬しない人はいない」となり「no person」が実際には「everyone（みんな）」と同じような意味合いに変わっています。

「尊敬しない人はいない」＝「誰もが尊敬している」と同じような意味合いの文章に変わることに注意が必要です。

まとめ

今回は否定「二重否定」の用法に関して触れてみました。

否定「二重否定」は否定語を2つ使用することで肯定の意味合い変化するものになります。

通常の肯定分よりも強い表現になるのが特徴ですので意味合いの変化にも注意が必要です。

今回はここまでに致します。